かめ-甕: 「カオス・シチリア物語」より
かめ-甕: 「カオス・シチリア物語」より / 感想・レビュー
KAZOO
これは原作がイタリアの作家のピランデッロらしいということがわかりました。それをかなり面白い絵と話に飯野さんがまとめてくれました。昔の日本の笑い話に出てくるようなかなしですよね。最後はまあ予想通りというか元の木阿弥という感じです。大人も楽しめました。
2016/02/29
ちえ
読友さんのレビューより。飯野和好氏が1985年に見た「カオス・シチリア物語」。いつまでも飯野氏の心の奥に残るその物語のうち一編の舞台を日本にして描き上げた絵本。人物たちの表情、手書きの文字、言い回し…クフフフフ(´艸`*)これはおかしい!(≧▽≦)映画も見たくなるなー。このオムニバス映画はイタリアのノーベル文学賞受賞作家ルイジ・ピランデッロの短編のうち4篇を原作としているそう。ところでなたねだいじんの屋敷へ向かう、名人とんじろうの歩いている周りは菜の花畑だよねー。この色といい香ってきそう、いいなあ。
2023/06/25
anne@灯れ松明の火
新着棚で。読友さんご紹介。落語のようだが、外国の話お日本に置き換えたそうだ。ラストは、吹き出してしまった^^
2016/01/06
yumiha
映画『カオス・シチリア物語』(ダヴィアーニ兄弟)あるいはルイジ・ピランデッロの原作も、見たい!読みたい!と思った。陽気な(と私の勝手なイメージ)イタリアから、江戸の商人や職人へ話を引きずって来る力技は、なかなかのもの。飯野和好的な会話で盛り上げるのは、まるで落語の世界。オチまでござりました(*^^*)
2016/01/20
いろ
小学校での読み聴かせ絵本を探している時,新刊棚で見かけ衝動借り。飯野和好さんの味がある人物の表情が好きで,表紙に惹かれて,つい手に取ったけど,とっても面白くテンポもよい。声に出して読むと,落語っぽくて楽しい。少し説明足らずの文章を,絵でカバーしてある構成なので,1回の読み聴かせでは,低学年には分かりづらいかも…と最後まで悩みつつも,読み聴かせの予備絵本にする。結局,時間の関係で読めなかったけど,息子とは一緒に読んだ。母(私)ほど気に入ってないようだけど,何度か再読希望も。
2015/12/03
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