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花

作家
松本大洋
出版社
フリースタイル
発売日
2002-12-15
ISBN
9784939138096
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花 / 感想・レビュー

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キジネコ

この作家は油断がなりません。時々会いたくなり「どんな仕事を…」と「花」を選べば。黒テントの為に20世紀の終わりに書いた脚本との事。硬質な線描、彩色を排除した陰影、緊張の余白に独創の怪鳥が飛ぶのが見えます。空の鳥の名を冠する舞方は神々に祈る事をする一族。花の名前を装おう面打ち師は、天地と語らう一族。硬直した死に態の因習、混沌、神の声の届かぬ地の日常を蹴り、外の大地に向けて破壊者が飛び立つ瞬間を捉えています。嘗て聞いた水と砂と光と風の王国。家長の死、家の変容、旧時代の終わりが閉ざされた扉を開く鍵となる物語。

2017/01/28

∃.狂茶党

演劇の美術は、本の装丁でしられる平野甲賀だそうですが、そのことがフィードバックしてるのかは不明。 鉛筆画による、オリジナル脚本も、合わせて収録していれば、非常に興味深いものとなっただろうが、現存していれば、全集なり海外版に収めて欲しい。 物語は、多くは語られないがμ神話伝説の類。 北の大地のようで、南方の動物がいたり、意図的にどこでもない、どこででもあるような場所を作ったように思う。 、湯浅監督に、映画化して欲しいところ。

2023/01/13

深夜

静かな、混じり気の無い、狂気。

2017/02/27

のき

漫画?劇団の脚本らしい。

2020/10/18

maegami

他作とセットの物を読んだけどそちらは読んでないのでこれで登録。まず松本大洋ってこういうエスニックなの合うなぁと思った。目に見えないなにか、神とされるものとかそういった人間でないなにかを表現するの合うなと思った。

2018/09/15

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