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散歩もの

散歩もの

散歩もの

作家
久住昌之
谷口ジロー
出版社
フリースタイル
発売日
2006-03-25
ISBN
9784939138270
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散歩もの / 感想・レビュー

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アキ

京都国際マンガミュージアムで谷口ジロー展を開催中。ぶらりと散歩して、思いがけない店を見つけ、昔の自分を思い出す。あの時一緒にバンドを組んでた仲間は、その後音信不通になった。内定が決まっていた彼を無理矢理引っ張り込んだが、ケンカしてバンドも解散した。ギターも上手く就職も決まっていた彼への嫉妬もあった気がする。そんな俺は翌年文房具の会社員になって、散歩の途中で買った「しあわせな王子」を帰りの電車で読む。天使が降りてきて王子の心とツバメの亡骸を持って昇っていく。俺たちが一緒に望んだしあわせはなんだったんだろう。

2022/05/21

阿部義彦

孤独のグルメと同じコンビによる散歩漫画。『通販生活』に連載されたものです。驚いたのが出版社がフリースタイル社で私が好きな季刊誌『フリースタイル』を出してる会社。サブカルに目が利くだけ有りますね。原作久住さんが前取材して写真をジローさんに提出。ルールが有って、前情報を仕入れない、歩き始めたら面白そうな方に横道にそれる、時間を限らす一人でダラダラ歩くです。行き当たりばったりそしてしり切れとんぼの終わり方、味があります。絵本の古本屋での『幸福の王子』の話は私の世代の原風景そのものでグッと来ました。良かったです。

2023/10/29

kei-zu

TVドラマにもなった「孤独のグルメ」の原作・作画コンビによる。 原作者による説明にもあるが、掲載紙の版の大きさから「孤独〜」より緻密に描かれた背景が「散歩」の題材にふさわしい。 読了後、目的のない散歩を楽しみたくなる。私たちは、日頃の「効率性」に追われているのではないか。そんなことも思う。

2021/09/26

本木英朗

『孤独のグルメ』1巻と2巻を久々に(というか1巻は新装版だったけれど)読み継いで、最後は『散歩もの』についてでらる。これは、2回目までは東京で読んだので、今回弘前で3回目である。「エジソン電球」「品川の雪駄」「古絵本」「ヒッピー祭り」「真夜中のゴーサ」「犬と軟球」「ハーモニカ横丁」「目白のかき餅」と8話入っているが、昔よりはもう少しだけいいなあと思ったのは、気のせいか。さらに「あとがきにかえて」ということで久住さんが登場するのもいいよねえ。いやー、よかったよ、うん。

2020/01/05

ぶんぶん

【再読】自転車が盗難にあった、自転車集積所に探しに行くが…その帰りにふらりと散歩がてら歩く。無目的で歩く散歩の楽しさを教えてくれる本。タイトルを並べると、「エジソン電球」「品川の雪駄」「古絵本」「真夜中のゴーヤ」etc.何か面白そうでしょ。散歩の途中でふと振り返るあの頃、やっぱ散歩は良いな〜

2014/03/22

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