線路はつづくよ
線路はつづくよ / 感想・レビュー
へくとぱすかる
関川さんには旅行記の著作が多いという印象があるが、この本はその心情の原点を見せてくれているようだ。純粋な鉄道・汽車へのノスタルジー。矢吹さんのイラストがまた美しい絵本。たそがれの中を行く蒸気機関車の姿が実にいい。一転して海外はリスボンの路面電車。海外の路面電車なら一度でいいからリスボンと香港の電車に乗りたい。「窓から大西洋が見える」とは最高だ。電気機関車の追憶はEF11。これはちょっと珍しい。この前TVで見たアンデスを走る列車も。カバーを外した本体の裏表紙まで続くイラストも楽しい。
2020/07/16
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