話の後始末
話の後始末 / 感想・レビュー
よし
テレビ「タメシテガッテン」の軽妙でユーモアにあふれた司会でお馴染みの志の輔。彼の落語を初めて「紙上ライブ」で聞く(読む)。江戸と現代を橋渡しする「つなぎ」が絶妙だった。「テレビでは、主音声・・建て前的、寄席では、副音声・・本音も際どいこともいう」この使い分けがあると分かった。天野氏との対談は、「話の後始末」としての面白さがあった。「寄席の空気が芸の質を決定する。・・そういう場、こういう濃厚なコミュニケーションの場、昔はこれが当たり前だった。」彼の落語を生で聴きたくなった。
2018/04/14
がしょー
対談と落語が交互に書かれている。この本が出版されたのは2000年だけど対談のお話は現代社会でも通用する。というか今も社会は変わらないままなんだなと嘆く。テレビはみんなが知っていることしか喋れない。70歳まで働き続ける日本人(下手すりゃ70歳越える)。人間の本能を包み隠していくこの現代社会に異議を唱えたくなる一冊だった。ようするにいい本だった。
2016/10/23
mayumi
落語はもちろんのこと、対談も面白かった。落語の奥深さがかいま見えたような気がする。独演会で購入。
2013/06/14
みにころ
面白かった~(^^)ナマ落語も聞きたいな。
2012/12/12
ちょーのすけ
8年ぶりくらいの再読。いい落語、楽しい薀蓄。
2010/05/31
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