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東京大学のアルバ-ト・アイラ- (東大ジャズ講義録・歴史編)

東京大学のアルバ-ト・アイラ- (東大ジャズ講義録・歴史編)

東京大学のアルバ-ト・アイラ- (東大ジャズ講義録・歴史編)

作家
菊地成孔
大谷能生
出版社
メディア総合研究所
発売日
2005-05-01
ISBN
9784944124190
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東京大学のアルバ-ト・アイラ- (東大ジャズ講義録・歴史編) / 感想・レビュー

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vinlandmbit

ジャズを深く知る上で、とても勉強となり、より一層、ジャズを好きになった一冊です。

2016/02/10

Nepenthes

マイルスを軸としたモダンジャズ〜ファンクを材料とした音楽論という常套句な菊地節。コード、モード、ポリリズムという「もうその話ほんと大好きだないいぞもっとやれ」という感じで楽しく読めて勉強になる。フリージャズも適度にイジりつつ現代音楽にも触れつつビートと複雑な和音に悶えるという「そこに行き着くよね感」が心地良い。

2023/03/28

manabukimoto

菊地成孔さんと大谷能生さんによる東京大学駒場キャンパスで行われた「12音平均律→バークリーメソッド→MIDIを経由する近・現代商業音楽史(前期)』の講義録。東大生、羨ましい! 音楽の記号化(バッハ)が、商業化の足掛かりとなる(バークリー)。そしてジャズの創世記から成熟期の変遷が語られる。 最終日(テスト日)の批評性の話。「自分の身体の反応と、外部から与えられた教育や歴史との相剋を、記述の中にどうにかして捩じ込む」p244のが批評。 音源をapple musicで探しながらの読書。楽しかった!

2024/01/25

ozawa

茨木のり子の「詩のこころを読む」もそうだったけど、第一線で活躍しているその道のプロが、鑑賞の仕方を教えたり、批評を行うのって、ものすごく贅沢なことだと思う。特に、事前知識があるとより楽しめるジャンルにとっては。ジャズの構造を、歴史のみならず音楽理論やプレイヤーの心情にまで遡って解説できるのは、筆者が「現場の人間」だからに他ならないだろう。凡百な「音楽ライター」には絶対にできない芸当。名盤と言われているKind Of Blueがさっぱり理解できなかった自分にはとてもありがたい。

2021/10/25

Yuichi Tomita

東京大学での2004年の講義録。ジャズ講義と言いながら、ポピュラー音楽史のような内容にもなっている。本人達も自覚しているように、偽史である可能性は多分にあるが、音楽の記号化という面白い観点からの分析になっている。 大学の講義だからか、菊地氏のややこしい文体ではなく、汚い言葉もなく(修正したのかも)読みやすい。今の時代ならサブスクのサービスで講義で流された曲を聴きながら読むことも出来る。 後期の講義を収録した次巻も直ぐに購入した。

2021/01/29

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