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ブーイングの作法

ブーイングの作法

ブーイングの作法

作家
佐藤亜紀
出版社
四谷ラウンド
発売日
1999-11-01
ISBN
9784946515408
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ブーイングの作法 / 感想・レビュー

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マサキチ黒

第一部、オペラについて。第二部、映画について。の刺激的評論集。罵倒もあります。特に第二部は三十年前の映画が主なので「野生の夜に」とかピーター・グリーナウェイとか当時映画にハマってなければ佐藤さん信者でもかなりキツいでしょう。「永遠のファム・ファタル」とかなんとか、天を仰いで嘆息する男が日本にもフランスにも無数にいることを、私は知っている。と佐藤さんに言わしめた女優はイザベル・アジャーニであり、天を仰でいたのは私でした。アジャーニは最高です。

2021/04/23

ホレイシア

これは映画や舞台、俳優さんの紹介本。あまりそういうものを見ていなくても、話があちこちへ飛ぶので彼女の文章が好きなら楽しめます。

2008/01/05

彩也

そうかー、オペラにはまると借金地獄かーとか。デレク・ジャーマンとピーター・グリーナウェイは比較したくなるよなぁ、とか。頷いたり笑ったり感心したりできる、映画大部分・オペラ少々、についてのエッセイ。スノビズムを嘲う言葉の切れ味が凄い。芸があってこそ、毒を盛れるんだな。

2011/01/20

メデスキ

期待し過ぎた。エッセイは俗っぽく書かなきゃ意味ねえと思う。ドスちらつかせるより、でっかい屁をこくほうがエッセイは面白い。佐藤亜紀の屁が見られるかと思ったが、そういうものは皆無だった。インテリの、毎日更新する類のブログの記事のまとめ。

川上

オペラのことは全く知らないし、映画も古典を漁るほどのマニアではない。でもそんなの関係ねぇ。兎にも角にも佐藤亜紀の文章が美しいのですよ。辛辣で潔い言葉に鞭打たれる快感、たまらん。

2015/06/07

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