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検察側の論告

検察側の論告

検察側の論告

作家
佐藤亜紀
出版社
四谷ラウンド
発売日
2000-03-01
ISBN
9784946515484
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検察側の論告 / 感想・レビュー

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踊る猫

さながら贅沢な御馳走を食べているかのような、あるいは豪奢なクラシカル・ミュージックやオペラを堪能しているような、こちらまで贅沢な気分にさせてくれる楽しい一冊。とは言え著者の筆致は決して生易しくなく、つまらないと思った作品に関しては遠慮なく批判を浴びせかける。読みながら「ああ、おれは読者としての質を試されているな」と思い、襟を正させられてしまった。ネットの片隅とはいえ一応「世界」に書評を発表している人間としての矜持が問われているのではないか、と。ぼんやり「つまらん」「分からん」などとは決して口に出来なくなる

2015/09/09

ホレイシア

これはなかなかの読書案内でした。素直にうなずけない作品もありますが、それはそれで彼女の読み方は楽しい。私の読書の幅が広がったことはたしかです。

2008/01/05

mejiro

海外文学多めの書評集。鋭い鑑賞眼。著者のように教養があり美意識が高い人には、出版業界や文学の現況は腹が立つらしい。おもしろいけど、別の刺激が重くて疲れた。

2014/12/03

ぼの

様々な媒体で書いた書評をまとめた一冊。正直なところ知らない本の割合が多いが、どの本も面白そうで読みたくなる。そういう意味では素晴らしい書評集。それに、佐藤亜紀本人が本当に読書が好きなのがわかる。楽しんでるなーという雰囲気が伝わってくるし。

2010/04/15

菊谷

読書案内だが、読んでいるだけで楽しくなってくる。歯切れのよさが光る。

2009/09/01

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