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Sleeping Rose (i novels)

Sleeping Rose (i novels)

Sleeping Rose (i novels)

作家
榎田尤利
金ひかる
出版社
雄飛
発売日
2001-10-01
ISBN
9784946569647
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Sleeping Rose (i novels) / 感想・レビュー

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えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

前作『Blue Rose』では語られなかった青、かなりトラウマな過去。痛さを乗り越えるためには痛さを超えなければならない。体に刻まれる傷では、ズタズタになった心の傷を癒すことはないはずなのに・・・暗く固く閉じ込められた青の気持ちに、少し光が差し込んだような終わり方。それにしても、青はそう悲惨な生き方もしていない気がする。彼のまわりにはたくさんの人の愛が溢れてたし、ただそれを上手く受け入れる器用さが彼にはなかっただけなのでは。

2011/06/22

蜜葉

本当の青が浮かび上がる続編。最初で最後に恋した人が本当に愛した人は、自分ではなく、自分とよく似た母親だった。愛を売るといっていて、真実一番それを欲していた青にとってそれがどんなに辛いことだっただろうか。薬中や刃傷沙汰、養父との駆け落ちなど重たい話だったけど面白かった。

2014/12/17

青龍

中古書店で購入。あまり評判はよくないようですが、私は嫌いではない。こういう暗さは、若い頃にしかか書けない気がする。ただ、義父の執着や病み方はともかく(薬にはビックリしたが)、ラストの青の身の振り方は、何かすっきりしない。

2014/11/25

ayatoto

★4 幼少期に餓えた思いは心の奥深くに刻まれ簡単にはなくならない。青でいうなら、家族(父)を、愛を、さみしさを。人は複雑なようで簡単にバランスを欠く哀しい生き物だな〜。なぜ目の前にあるそれ等ではダメなんだろうか。色々考えさせられます。あ〜ぁせめて大事な者には愛を注ごうっと。'01.11初版

2015/10/14

同時購入にもかかわらず「blueRose」より先に着手。順序どおりに読むべきだったと思います。男娼&トラウマものは苦手なのに手を出したのは榎田さんだから。生まれつき魅力的な人間が落ちるには苦痛が必要なんでしょうか。青に感情移入できなかった。同じ苦しむ人間でも魚住君は大好きです。この違いは何でしょうか。

2009/10/11

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