旅のグ
旅のグ / 感想・レビュー
ホークス
1996年刊。グレゴリ青山氏がアジア各地を一人で旅するコミックエッセイ。情報は古いけど、面白い人や文化を見つける感性は今も新鮮。アジアを放浪するユニークな人が昔は沢山いた。人権や差別に対する世の中の感覚も今より酷かった。そこに好奇心と度胸で乗り込んでいった著者はすごい。下手ウマな絵もよく見ると迫力がある。どこの国にも悪人はいるが、日常触れ合う人は優しく礼儀正しいと著者は感じる。『インド人にすまなかった話』の無愛想で親切なおっさん達など、いい味を出している。国や地域による習慣の違いを私も面白がりたいと思う。
2023/10/10
みーなんきー
旅行好きで、しかし旅行に出れていない私には、感情移入し憧憬し、頭の中でイメージを膨らませ、自分がそこにいる気分を味わえる本でした。グレゴリさんとは感じ方が似てるので彼女が面白いと感じるものは、私もとても面白い。私の身の回りには、全くそうでない人たちもたくさんいるのだから、グレゴリさんの存在は嬉しい。
2018/10/05
ゆか
面白く読めました。下関の人が ちょっと釜山まで買い物にという感覚がおもしろかった。M田さんのお話が良かった。バンコクでボランテイアをしている人で、地方の貧しい子たちが、経験の少ない子なら安心と、女性目当ての観光客からねらわれている。そういう人たちがあまりにも多く、部屋で泣いてしまうのだが、その話を聞いた男性がM田さんに心打たれて、改心していく。
2014/01/18
にゃんた
この本が出版されてすでに20年、私が毎日の生活に追われていたあの時代に(どんな時代)こんなアジア旅行を楽しんでいたとは、羨ましい。最近になってやっとしかもパックツアーだけど、アジア旅行に目覚めてきた私には、グさんの旅がただただおもしろそうで、またどっか行きたいな〜と思ったのでした。(バックパッカーは無理)。
2017/01/31
けいちか
スケオタでないグさんの本。アジアは旅行したことがないけれど、こういう本を読むといつかは行ってみたいかも。ただし、バックバッカーではない旅で。自分には合わないスタイルだと認識してるもので、そればっかりはしょうがないです。
2015/03/29
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