早稲田文学6 通常版
早稲田文学6 通常版 / 感想・レビュー
zumi
イベントに備えて、向井豊昭「用意、ドン!」を。これは言語・音/聴覚・二人連れなどのテーマが実に良い! 多和田葉子「晩秋のカバレット「変身」」は、らしさ全開の作品。虫と音のカレイドスコープ。鼎談「パンケーキ・スタッキング可能」は食欲がそそられる。登場する『バージンパンケーキ国分寺』は面白そう。トカルチュク「文学にあらわれた〜」はクンデラ「誘拐された西欧」との併読がオススメ。「透明なエクリチュールがつくる砂漠の星座」で『2666』を読んだ気になれる。大江健三郎の小説を読む際に辞書のように使えるのが魅力的。
2014/02/01
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