健康半分 (からころbooks)
健康半分 (からころbooks) / 感想・レビュー
じいじ
1981年、作家尾辻克彦として『父が消えた』で芥川賞を受賞。本作は晩年の原平さんが、病気と仲良く付き合う術を闊達な筆で綴ったエッセイである。含蓄に富む文章が素敵である。作中「病気は人間を大人にしてくれる。・・・大人になるということは、病気を認知していくこと。」と述べているが、4年前から酸素生活の小生には身に沁みることばである。腰痛に苦しむ方へのひと言「就寝時、仰向けに寝るときは、膝の下に枕を置くといい。背骨が真っ直ぐになる。」試してみてはいかがでしょうか。残念ながら、昨年死去された。享年77歳。《合掌》
2015/01/09
カタコッタ
タイトルがいい。活字も、本のボリュウムも読みやすく、装丁もすてき。滋味に満ちた内容である。好奇心も旺盛なこともうかがわせます。いい本ですね。
2013/10/03
RIENZI
歳をとるにつれてアチコチ不調が発生してくるものですが、病気に対して過度に身構えず自分の身体と上手く付き合って行きたいものです。そのヒントになる本。母に読ませようかな。
2013/09/29
じゅんぺい
病気とうまく付き合っていく作者の視点がおもしろい。病気になって初めて気づくことは多いと再認識しました。「病気君」とは前向きに付き合っていきたいものです。本の紹介文に「入院見舞に最適」とあり妙に納得してしまいました。装丁、デザインも素敵です。
2011/08/14
深井翠
何で連載していたのだろうかと思いながら読んでいたが、病院においてある冊子の連載をまとめた作品とのことで、大いに納得。偶然にも病院の待ち時間で読み終わった。最近まで入院されていたようだけど、まだまだずーっと現役でいて欲しいなぁ。
2012/05/18
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