黒沢清、21世紀の映画を語る
黒沢清、21世紀の映画を語る / 感想・レビュー
流之助
黒沢清が映画についての講演を行ったものをまとめた本。なので、別のインタビュー本と内容が被っている箇所もあるけれど、何度も話題に出しているのはそれほど思い入れがあったんだなと感じる。読みやすく、特に映画監督の役割については分かりやすくて面白かった。
2024/01/25
western
全然「21世紀の映画を語」ってないが、めちゃくちゃ面白い。
2019/10/07
key
映画には詳しくないけど、映画のインチキ臭さは伝わるし、迫真の演技も伝わる。でも、それは俳優だけの力ではなく、やはり監督があってのことなんだなぁ。当たり前か…脚本の重要性と映像と音の重要性。何事もそうだけど、作り手にならないと本当のところは見えないし楽しめないんだなぁ。僕は外側過ぎる。
2015/03/31
sawa
時に難解な作風で知られる黒沢清ですが、本書で語られる映画論は明快かつ痛快。蓮実重彦はちょっと難しい…という私にも親しみやすかったです。「宇宙戦争」をはじめ、自称映画通が敬遠しがちな作品を堂々と絶賛する様がカッコイイ(笑)。とりあえず大島渚を観なきゃ!と思いました。
2012/02/27
fritzng4
再読。講演がベース故極めて平易な文章で語られるが映画監督としての実践を踏まえた、しかし明晰な映画評論となっていて気づきは多い。何度も言及されるリュミエール『工場の出口』が観客に初めてフレーム外での「物語」に意識を向けさせたこと、刺激的な大島渚論(特に『日本春歌考』)、脚本では語られない瑣末な部分を『ジョーズ』が如何に回避したのか、ワンカットの持続において『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のゼメキスに(想像混じりで語られる)立ちはだかる障壁の数々。その他小津論や21世紀の「河」など、ところどころで感激した。
2022/10/02
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