5月の後の青春 アリス・ドゥボールへの手紙、1968年とその後
5月の後の青春 アリス・ドゥボールへの手紙、1968年とその後 / 感想・レビュー
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アサイヤスの映画観たことないし、なんか知らん中年の左翼の昔話聞いてる感じで読んでた。
2017/09/14
garth
「あの時、一瞬の輝きのうちに、僕に現れ出たまったき自明性のうちに僕が感じ取ったものを正確に描き出せればと思う。僕だけではなく誰しもが活きたままのあの瞬間の真実。森の香り、僕の少年時代と同じ香り。辺りに漂う霧、過去と現在は分かちがたく混じり合う。僕とともにこの瞬間をくぐり抜ける人々に対して形をなしていく記憶。こういったすべてがどんな映画よりも貴重だった。 結局、あれは一種のハプニングだったのではないだろうか? そして映画において真の芸術的振る舞いとは、完成したその結果というよりも撮影の方なのではないか?」
2012/09/05
hahaha
アサイヤスが若かりし頃の政治状況や社会情勢、当時の文化的側面などを振り返り自由に書いたエッセイ。 1968年の5月革命以降を経験した後の若い人々の葛藤がつづられている。 映画の話はほとんどなく、むしろアサイヤスが映画に向かう夜明け前を描いたもの。それはそれで新鮮で、僕自身も読んでる間、少し若返った気になりました。
2019/08/04
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