若年無業者白書——その実態と社会経済構造分析
若年無業者白書——その実態と社会経済構造分析 / 感想・レビュー
Akihiro Nishio
若者無業者(ニートを含む)に関する膨大なデータを統計解析したもの。彼らを求職型、非求職型、就職を希望していない人の3群に分けて解析したのも的を得ているように思える。本のデータ量も凄いが、何より、日々の支援で集まる情報を集積して、こういう本というかたちで世に出そうというアイデアがすばらしい。
2013/11/19
Takuya Yamada
これまで若者無業者の問題は、すべての事象を一律に捉えられるか、ミクロな視点でしか取り上げられなかった。それに対して、本書ではデータを用いながら丁寧に解釈を加えている。細かなことは置いて、今後、若者無業者について議論が行えるように土台を築いたといっていいだろう。しかし、統計から見えてきた事実にはショックを受けた。こんなの当たり前と思っていたことが、意外と就職に対するネックになっていることがわかった。
2013/11/17
hibiku
紙の本はもう手に入らない。若者の雇用支援をしているNPOと学者の合作。性質上見えにくい若年無業者の特徴が、数字の裏付けをもってよくわかる。ただし、相談に来たものが調査対象になっているので、若年無業者全体を代表するような数字であるとは限らない点に注意。
2014/07/16
biblionaire
ニート本。
2013/10/17
感想・レビューをもっと見る