介護男子スタディーズ
介護男子スタディーズ / 感想・レビュー
Shuuya Hoshino
美術解剖学をベースに批評活動を行う布施英利氏は、ミケランジェロの晩年の作品「ロンダニーニのピエタ」を介護のアイコンとしてこれ以上ない美術作品と説く。ピエタは磔刑で先立った息子キリストを抱いて悲嘆にくれる聖母を造形するキリスト教美術。「ロンダニーニのピエタ」には、重い死体を持ち上げる「体」の世界と悲嘆が満ち満ちた「心」の世界が共にある―介護には体と心の二つの世界がある―のだと。1対1の入浴介助で命の重さと体の重さに対峙させられる場面がある。自分の体で受け止めるその重さの感覚を介護の感覚として再確認した。
2016/03/26
脳疣沼
うーん。本の構成がおかしい。これじゃ腐女子向けの写真集じゃないか。
2017/04/20
みーさん
色々と考えさせられた。介護者の8割が女性という中、介護の仕事を選んだ介護男子たち。自分自身、偏見を偏見とわかってない。もっと想像力を働かせないといけないのか。考えすぎてがんじがらめになってもいけないが、知っておくことは大切だと思う。
2017/09/30
渡辺 にゃん太郎
介護男子の写真集と思わせてからの、凄まじい介護論。「○○男子」の一つに埋めてしまったのは編集者ではないだろうか。論じているだけで、介護男子の生き方と全くリンクしていない。登場した介護男子の中で、誰がポストヤンキーで、誰が何のために介護職として生きているのだろう。もっと介護の魅力を伝える手段はなかったのだろうか。
2018/11/10
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