わたしの宮沢賢治 賢治との対話
わたしの宮沢賢治 賢治との対話 / 感想・レビュー
あきあかね
「小説家であり物語作家としての私の意識が、競うように想像を始める······。小さな部族の人々が生き、狩りをし、愛し、夢を見、そして死んでゆく総てを、このあたりの場所で、遥か古代から行っていたことを。」 世界各地で環境保護活動を行い、長野県黒姫の里山で長く暮らした生粋のナチュラリスト、C・Wニコル氏。厳しくも豊かな岩手県花巻の自然を愛し、『狼森と笊森、盗森』や『鹿踊りのはじまり』『なめとこ山の熊』など自然と人間との交感を数多く描いた宮沢賢治。両者には時と場所を超えて響き合うものが確かにあった。⇒
2024/08/14
Christena
ずっとCWニコル本人の話であって、宮沢賢治のことはいつ語るのだろうかと読み進めているうちに、読み終わってしまった。本の終盤に、著者自身がそのことに関して許してほしいと言及している。宮沢賢治のことが知りたかったのに、CWニコルの生い立ちに詳しくなってしまった。
2019/02/23
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