おのみち怪談
おのみち怪談 / 感想・レビュー
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
魅力的な街には魅力的な怪談がある。怪談と階段の町、尾道市。その地域独特の空気を孕んだ数々の怪談たち。800文字という限られた文字数のなかで紡がれる珠玉の物語たちである。 *** 坂と階段のまち尾道市。尾道ラーメンに山頂付近にあるお寺、尾道水道など様々な見どころがあり、観光にはもってこいの場所である。もう一つ有名どころをあげるならば、美術館の警備員と黒猫との攻防であろうか。 ビーケーワンと東雅夫さんが共同で行ったわずか800文字で構成される怪談、
2022/11/01
竜王五代の人
光原百合先生が関わったということで読んでみた。残念ながら光原先生の文章は巻頭挨拶・講評などで完全な創作は無し。ただ、イラスト多めの作りで、尾道らしい(地理など、地元民にしかわからないところも)怪談が味わえたのでよしとする。気に入ったのは、実在の怪談では神経症じみた血の祟りに襲われた商家三代目の話と、創作ではダジャレめいた「オのみち」の話。
2023/10/10
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