奥田英朗
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- おくだ・ひでお
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1959年、岐阜県生まれ。雑誌編集者、プランナー、コピーライターなど複数の職業を経験した後に、1997年『ウランバーナの森』で作家としての第一歩を踏み出す。第3作目の『邪魔』で大藪春彦賞を受賞。2004年には、トンデモ精神科医伊良部ドクターが活躍する、「精神科医伊良部シリーズ」2作目の『空中ブランコ』で直木賞を受賞する。2007年には、ありふれた家族の日常を描いた6つの短編集『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。また、『家日和』を皮切りに、2011年には『我が家の問題』、2015年には『我が家のヒミツ』を発表。これらの作品はシリーズ化されており、家族の悲喜こもごもを描いた三部作として好評を博している。
2009年に『ガール』を発表。若くも老けてもいない年頃とされる30代女性たちを主人公にした作品である。未婚or既婚、子持ちor子なしなど、様々な境遇の30代女性たちの本音が描かれており、『神様のカルテ』など名高い作品を手がけてきた深川栄洋監督の指揮のもと、女優の香里奈、吉瀬美智子、麻生久美子、板谷由夏など豪華なキャスト陣により映画化された。同じく2009年に発表された『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。1964年に開催された東京オリンピックを背景に繰り広げられるサスペンスで2013年にテレビドラマ化された。
また、小説家のみならずエッセイストとしての顔も持つ。2011年刊行のスポーツエッセイ『どちらとも言えません』では、スポーツと日本人の国民性を絡めつつ、軽妙な語り口で歯に衣着せぬ批評を交えた作品で、老若男女から幅広く支持を得る。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 2002年
- 『邪魔』第4回大藪春彦賞
- 2004年
- 『空中ブランコ』第131回直木賞
- 2007年
- 『家日和』第20回柴田錬三郎賞
- 2009年
- 『オリンピックの身代金』第43回吉川英治文学賞