宮木あや子、オカモトショウ(OKAMOTO’S)、古田新太…『ONE PIECE』を愛するものたちの宴【寄稿】
クリエーターやアーティストの間にも、『ONE PIECE』ファンは数多い。彼らが愛するキャラクターとは? 彼らを夢中にさせる『ONE PIECE』の完璧な世界観とは? 7人の作家、アーティスト、俳優、YouTuberが、創作者だからこそわかる『ONE PIECE』の魅力を、寄稿とインタビューで語り尽くす。 取材・文・構成=松井美緒 私を蝋人形にしてもらおうか──宮木あや子 どうして『ONE PIECE』が好きなの?という問いに「面白いから」以外の答えがあるのだろうか。 『ONE PIECE』のメインキャラクターのほとんどは海賊王になりたい、もしくはなりたい人の仲間や協力者である。そして作中で私が一番好きな場面と台詞は、海賊王を目指すにふさわしい胆力・実力に基づいた船長と船員の、 「そげキング、あの旗撃ち抜け」 「了解!!」 これだ。思い出すだけでかっこよさに震える。しかし私には、相対的に見て決してかっこよくはないし、どう考えても海賊王を目指してないし今後も目指さないと思うが、ずっと愛し続けている人がいる。その名は「Mr.3」ことギャルディーノだガネ。 最初は敵だったため、当時は「ねちっこいイヤなやつ!」と嫌悪感を抱いて…