高橋克彦

プロフィール

最終更新 : 2019-11-18

1947年、岩手県釜石市生まれ。早稲田大学の商学部を卒業。1977年に『浮世絵鑑賞事典』（日本出版センター）が発売。浮世絵研究者、アレン国際短期大学の専任講師、美術館勤務などを経て、1983年に『写楽殺人事件』（講談社）で「第29回 江戸川乱歩賞」を受賞し小説家デビュー。1985年発売の『総門谷 上・下』（講談社）が、翌年「第7回 吉川英治文学新人賞」を受賞。1986年に『写楽殺人事件』の第2弾として発売された『北斎殺人事件』（講談社）が、翌年「第40回 日本推理作家協会賞」の長編部門を受賞。1991年発売の『緋い記憶』（文藝春秋）が、翌年「第106回 直木賞」を受賞。

1996年発売の『前世の記憶』（文藝春秋）、2000年発売の『蒼い記憶』（文藝春秋）と合わせて、ホラー短編集「記憶シリーズ」として親しまれる。2008年にコミックス『言えない記憶』（宙出版）、2015年に『石の記憶』（文藝春秋）が発売。

1992年発売の『私の骨』（角川書店）が、2001年に「私の骨 MY BLOOD BONE」として映画化。1992年発売の『炎立つ 壱 北の埋み火』（日本放送出版協会）で始まる「炎立つシリーズ」は、1993年放送のNHK大河ドラマ「炎立つ」の原作小説。1994年発売の『炎立つ 伍 光彩楽土』（日本放送出版協会）にて完結した。1999年発売の『だましゑ歌麿』（文藝春秋）もシリーズ作品となり、2009年にテレビ朝日にてドラマ化。ドラマもシリーズ作品となった。1999年発売の『火怨―北の燿星アテルイ 上・下』（講談社）が、翌年「第34回 吉川英治文学賞」を受賞。同作品は2001年に「アテルイ―北の燿星」としてミュージカル化され、全国にてロングラン公演に至った。2000年発売の『時宗 巻の壱 乱星』（日本放送出版協会）で始まる「時宗シリーズ」は、2001年放送のNHK大河ドラマ「北条時宗」の原作小説。2001年発売の『時宗 巻の四 戦星』（日本放送出版協会）にて完結した。

1995年公開の映画『木と土の王国 青森県三内丸山遺跡94』では、語りを担当。2002年に「第53回 NHK放送文化賞」と「第55回 岩手日報文化賞 学芸部門」を受賞。2012年に「第15回 日本ミステリー文学大賞」を受賞。2013年に「第2回 歴史時代作家クラブ賞 実績功労賞」を受賞。「ドールズシリーズ」「風の陣シリーズ」「舫鬼九郎シリーズ」「完四郎広目手控シリーズ」などのシリーズ作品を多く執筆し、そのほか『竜の柩 上・下』（祥伝社）『新・竜の柩 上・下』（祥伝社）『歌麿殺贋事件』（講談社）『広重殺人事件』（講談社）『春信殺人事件―美術探偵 仙堂耿介』（光文社）『火城』（PHP研究所）『天を衝く 上・下』（講談社）『東北・蝦夷の魂』（現代書館）『吾輩は作家の猫である』（エイアンドエフ）など著作多数。