今野敏
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- こんの・びん
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1955年9月27日、北海道三笠市生まれ。小説家、及び漫画原作者。上智大学文学部新聞学科卒業。在学中、糸東流の空手同好会に所属した格闘家でもある。上智大学在学中の1978年に執筆した『怪物が街にやってくる』(2009年、朝日新聞出版)で「第4回問題小説新人賞」を獲得し、作家デビューを果たす。2013年、日本推理作家協会代表理事に就任。
警察庁のキャリア官僚の活躍を描いた警察小説シリーズ『隠蔽捜査』(2005年、新潮社)は、最新作『清明 隠蔽捜査8』(2018年、小説新潮)を含む既刊長編7作と、『空席』を含むスピンオフ短編集2作から成る。2006年、『隠蔽捜査』で「第27回吉川英治文学新人賞」、2008年には『果断 隠蔽捜査2』で「第21回山本周五郎賞」、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞した。また、テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」(2007年3月、2008年10月4日の全2回)、またTBS系「月曜ミステリーシアター」枠内(2014年1月~3月24日。全11回)にてテレビドラマ化された。
警察小説シリーズ『同期シリーズ』は、『同期』(2009年、講談社)、『欠落』(2013年、講談社)、『変幻』(2017年、講談社)の全3巻。
東京のとある町に事務所を構え、困った人を放っておけない性格で文化事業好きなヤクザの親分・阿岐本雄蔵とその組員を描いた「任侠シリーズ」は、『任侠書房』(2004年、実業之日本社。2015年に『とせい』に改題)、『任侠学園』(2007年、実業之日本社)、『任侠病院』(2011年、実業之日本社)、『任侠浴場』(2018年、実業之日本社)がある。2作目の『任侠学園』は、西島秀俊と西田敏行両名の主演で映画化され、2019年9月27日から公開されている。
その他の著書に、『真贋』(2016年、双葉社)、『マインド』(2018年、中央公論新社)、『機捜235』(2019年、光文社)など多数ある。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 1978年
- 『怪物が街にやってくる』第4回問題小説新人賞
- 2006年
- 『隠蔽捜査』第27回吉川英治文学新人賞
- 2008年
- 『果断』第21回山本周五郎賞
- 2008年
- 『果断』第61回日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門
- 2017年
- 『「隠蔽捜査」シリーズ』第2回吉川英治文庫賞