樹林伸「漫画では描けなかったもう一つの『神の雫』」 樹林初のワイン小説『東京ワイン会ピープル』が映画化
『東京ワイン会ピープル』(樹林伸/文藝春秋) 樹林伸の小説『東京ワイン会ピープル』が映画化されることが明らかに。「ワイン会が映画で見られるなんて嬉しい!」「どんなワインが出てくるのか楽しみ」と原作ファンから歓喜の声が相次いでいる。 作者の樹林は、『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『探偵学園Q』など数多くのヒット漫画で原作を担当。天樹征丸や安童夕馬など、作品ごとにペンネームを使い分けていることでも有名だ。実の姉との共通ネーム「亜樹直」名義で手がけている『神の雫』は、ワイン評論家の遺した極上のワインを巡る物語。ワインの味を独特のセンスで表現するセリフが話題を呼び、亀梨和也主演でドラマ化もされている。 『東京ワイン会ピープル』は、そんな樹林が初めて執筆したワイン小説。不動産会社に勤める入社4年目のOL・桜木紫野が、上司の誘いでワイン会に参加する物語だ。ワイン会で紫野が出会うのは、ベンチャー企業の青年・織田一志。彼との出会いをきっかけにさまざまなワイン会を巡ることになった紫野は、そこに渦巻く男女の愛や欲望に巻き込まれることに―。 小説を読んだ読者からは…