小野不由美
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- おの・ふゆみ
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
12月24日、大分県中津市生まれ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍し、小説について学ぶ。1988年に「講談社X文庫ティーンズハート」から作家デビュー。1993年、人の心の闇などを官能美も交えて描いた伝奇ミステリー「東亰異聞」が日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に選ばれ話題となった。1998年には、超弩級のホラーといわれる『屍鬼』がベストセラー。2001年に発表した、禁断の島を描いた長編ミステリー『黒祠の島』も含め、ホラーやミステリーで高い評価を受けるようになる。『屍鬼』は2010年にテレビアニメ化され、シンガーソングライターや俳優として活躍するGACKTが声優に初挑戦するなどでも話題になった。
2013年、9年の時を経て500枚書き下ろしたとされる長編ドキュメンタリー・ホラー作品『残穢』で山本周五郎賞を受賞。『残穢』は2016年に『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』として映画化され全国ロードショーで公開された。『魔性の子』に始まり、『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』などが続く「十二国記」シリーズは多くのファンに愛される超大作となり、ファンタジーでも不動の人気を得た。台湾版や韓国版などの海外翻訳版も発売されている。テレビアニメ化もされ、2002年から2003年にかけて放送された。2014年に発売された9作品目となる『黄昏の岸 暁の天』にてシリーズ累計170万部を突破。2018年に作家生活30周年を迎える。
1989年にスタートした「悪霊シリーズ」として知られる「ゴーストハント」シリーズも長期間支持を得ているヒット作品。1992年に完結編が発表された全7作で、1997年にはラジオドラマ化され、1998年からコミックス版の連載がスタート、2006年にはテレビアニメ化された。著書には他に、『残穢』とつながりのあるホラー作品『鬼談百景』や、怪談専門誌「幽」での連載作品『営繕かるかや怪異譚』などがある。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 2013年
- 『残穢』第26回山本周五郎賞