松岡なつき
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- まつおか・なつき
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
2月2日生まれ、O型のBL作家。ハヤカワ書房の小説誌「HI!」に「富樫ゆいか」のペンネームで『セイレンの末裔』が掲載され、デビュー。本作は1992年に早川書房より単行本化される。松岡なつきの名義での第1号作品は、1992年10月の『深紅の誓い』。BLジャンルの中でも、中世ヨーロッパやアラブなど海外の地を舞台として設定し、ヒストリカル・ロマンスやSFのエッセンスを取り入れたユニークな作風に評判がある。
『FLESH & BLOOD(フレッシュ・アンド・ブラッド)』は、主人公の男子高校生海斗が大航海時代のまっただ中である16世紀にタイムトリップ。世界の大海原を舞台に、歴史上の実在人物との絡みもある壮大なBLラブ・ロマンスだ。2001年に第1巻が徳間書店より発売開始となり、2015年までに24巻まで刊行されるというロングセラーの人気ぶりを誇る。本シリーズはファンの間ではファンタジー系BL作品の金字塔とも称されており、書籍のみならずドラマCDも発売されている。2007年に出版された『赤と黒』では20世紀の初め、地中海近郊の小国を舞台に繰り広げられるヒストリカル・ロマンスで、10代の若者からミドルエイジの男女まで、幅広い支持を集めている。
他の著作として『エリスの微笑』、『センターコート(1)~(3)』、『流沙の記憶』、『華やかな迷宮(1)~(5)』、『H・K(ホンコン)ドラグネット(1)~(4)』『銀の眠り、金の目醒め』など多数ある。2016年秋、乳癌が見つかり闘病療養に入ることを自身のTwitterで発表した。