沼田まほかる
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- ぬまた・まほかる
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1948年、大阪の寺に生まれる。1985年から大阪文学学校昼間部で学び、在籍中に執筆した小説作品で同学学校賞を受賞する。その後は僧侶や建設コンサルタントなどの職を経て、2004年、50代にしてのデビュー長編作『九月が永遠に続けば』(新潮社)で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞。高校生の一人息子の失踪や愛人の事故死、元夫の娘の自殺など、人間の心の深い闇とその美しさをミステリアスに描き話題となる。
2012年に出版されたミステリー小説『ユリゴコロ』(双葉社)は、第14回大藪春彦賞を受賞、2017年には、熊澤尚人監督、吉高由里子主演作品(東映)として映画化。同作品をきっかけに、既存の作品にも更に注目が集まった。
中でも、2006年の『彼女がその名を知らない鳥たち』(幻冬舎)は半年で60万部が増版され、2017年10月に、蒼井優、阿部サダヲ主演により映画化された。その他の著作に、2007年の『猫鳴り』(双葉社)、2010年の『痺れる』(光文社)などがある。産業処理場に放置されていた冷蔵庫から発見された美少女「ミハル」を取り巻く怪事件を描いた、2009年の『アミダサマ』(新潮社)は、ホラーサスペンスの傑作として話題を呼んだ。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 2004年
- 『九月が永遠に続けば』第5回ホラーサスペンス大賞
- 2012年
- 『ユリゴコロ』第14回大籔春彦賞