森絵都
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- もり・えと
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1968年、東京都生まれ。日本児童教育専門学校を卒業。フリーライターとしてシナリオなどの執筆を経て、1990年『リズム』(講談社)で「第31回 講談社児童文学新人賞」を受賞しデビュー。同作品は、1992年に「第2回 椋鳩十児童文学賞」を受賞。1991年に続編となる『ゴールド・フィッシュ』(講談社)が発売。デビュー後も、テレビや映画のアニメーションシナリオを手がける。1995年公開の映画『原由子・眠れぬ夜の小さなお話』では脚色を担当。1996年公開の『ブラック・ジャック』では、出崎統氏と共に脚本を担当した。
1994年発売の『宇宙のみなしご』(講談社)が、1995年に「第33回 野間児童文芸新人賞」と「第42回 産経児童出版文化賞 ニッポン放送賞」を受賞。同年、文を担当した『流れ星におねがい』(絵:和歌山 静子 童心社)が発売。1996年発売の『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(講談社)が、1998年に「第20回 路傍の石文学賞」を受賞。1998年発売の『つきのふね』(講談社)が、同年「第36回 野間児童文芸賞」を受賞。同年発売の『カラフル』(理論社)が、1999年に「第46回 産経児童出版文化賞」を受賞。同作品はベストセラーとなり、2000年に実写映画化、2010年にアニメ映画化された。2018年にはタイで『ホームステイ ボクと僕の100日間』として映画化され、翌年日本公開。1999年発売の『永い夜』(講談社)では翻訳を担当。2000年発売の『DIVE!!(1)前宙返り3回半抱え型』(講談社)にて始まるシリーズは、初の“スポ根”小説。2002年発売の『DIVE!!(4)コンクリートドラゴン』(講談社)にて完結。2003年に「第52回 小学館児童出版文化賞」を受賞。2007年にはコミックス化され、2008年に実写映画化された。
2003年発売の『永遠の出口』(集英社)が、2004年に「第1回 本屋大賞」の第4位に選出。2006年発売の『風に舞いあがるビニールシート』(文藝春秋)が、同年「第135回 直木賞」を受賞。2016年発売の『みかづき』(集英社)が、同年「王様のブランチ」(TBSテレビ)の「ブックアワード2016大賞」を受賞、2017年に「第17回 本屋大賞」の第2位に選出、「第12回 中央公論文芸賞」を受賞した。2019年に『カザアナ』(朝日新聞出版)が発売し、関西地方初となるサイン会も開催された。著作にはほかに『いちばんめの願いごと』(大和書房)、『ショート・トリップ』(理論社)、『にんきものの本』シリーズ(絵:武田 美穂 童心社)、『いつかパラソルの下で』(角川書店)、『ラン』(理論社)、『この女』(筑摩書房)、『漁師の愛人』(文藝春秋)、『クラスメイツ 前期・後期』(偕成社)、『出会いなおし』(文藝春秋)など多数。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 1990年
- 『リズム』第31回,平成2年度講談社児童文学新人賞
- 1992年
- 『リズム』第2回椋鳩十児童文学賞
- 1995年
- 『宇宙のみなしご』第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞
- 1995年
- 『宇宙のみなしご』第33回野間児童文芸新人賞
- 1998年
- 『アーモンド入りチョコレートのワルツ』第20回路傍の石文学賞
- 1998年
- 『つきのふね』第36回野間児童文芸賞
- 1999年
- 『カラフル』第46回産経児童出版文化賞
- 2003年
- 『DIVE!!〈1~4〉』第52回小学館児童出版文化賞
- 2006年
- 『風に舞いあがるビニールシート』第135回直木賞
- 2017年
- 『みかづき』第12回中央公論文芸賞