赤川次郎
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- あかがわ・じろう
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1948年、福岡県生まれ。小学校時代の夢は漫画家、中学時代には『シャーロック・ホームズの冒険』との出会いを機に小説家を志す。東京都の名門私立校である桐朋高校普通科を卒業後、日本機械学会に就職。在職中の1976年に『幽霊列車』を発表、第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビューを果たす。1980年に『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞受賞。2016年には『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞する。また、2006年にはわが国のミステリー文学の発展に貢献した作家や評論家を讃える賞である「日本ミステリー文学大賞」を獲得する。
シリーズものも数多く手がける。デビュー作の『幽霊列車』を第一作目とする『幽霊』シリーズの他、デビューから2年後の1978年には、主人公の三毛猫が推理のカギを握る、大人気ミステリー小説の『三毛猫ホームズ』シリーズがスタート。第一作目の『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーを記録したことを機に、作家業に専念する。その他にも、時代物ミステリーの『鼠』シリーズや、『セーラー服と機関銃』シリーズ、『三姉妹探偵団』シリーズ、『夫は泥棒、妻は刑事』シリーズなど時代背景やキャラ設定も多種多様で、その多くがドラマや映画など映像化されている。1991年に発表した『ふたり』は、15歳の少女と、17歳で事故死した少女の姉との姉妹愛、青春をテーマにした作品。大林宣彦監督がメガホンをとり、石田ひかり、中島朋子主演で映画化された。
デビュー当時から、原稿の執筆にはワープロやパソコンなどに頼らず、手書きする独自のスタイルを貫いている。また、執筆活動時間帯は夜、という夜型生活者でもある。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 1976年
- 『幽霊列車』第15回オール読物推理小説新人賞
- 1980年
- 『悪妻に捧げるレクイエム』第7回角川小説賞
- 2005年
- 第9回日本ミステリー文学大賞
- 2016年
- 『東京零年』第50回吉川英治文学賞