中島要
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- なかじま・かなめ
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
早稲田大学教育学部卒業の小説家及び時代小説家。2008年に『素見(ひやかし)』(光文社)で第2回小説宝石新人賞を受賞し、そのセンスや技量、ラストのセリフ回しを評価される。2010年、長崎帰りの若き町医者である井坂圭吾の物語を描いた時代長編『刀圭』(光文社)で単行本デビューを果たした。
代表作の一つである「着物始末暦」シリーズであり、着物の始末やである職人・余一と幼馴染の古着屋・六助の物語である連作短篇時代小説『しのぶ梅 着物始末暦』(ハルキ文庫・時代小説文庫)は2012年に出版された。その後『藍の糸 着物始末暦2』(2013年、ハルキ文庫・時代小説文庫)、『夢かさね 着物始末暦3』(2014年、ハルキ文庫・時代小説文庫)が出版された。2015年に『しのぶ梅 着物始末暦』が第8回京都水無月大賞の候補に選出された。本シリーズは全10巻、シリーズ最終巻は『結び布 着物始末暦』(2018年、時代小説文庫)。
その他の書籍に、行方不明になった名代の十手持ち辰三と、子分の文治の捕物帖である「六尺文治捕物控」シリーズ『晦日の月 六尺文治捕物控』(2012年、光文社)や、『夫婦からくり 六尺文治捕物控』(2014年、光文社)がある。また、ノンシリーズ作品としては、『江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記』(2012年、祥伝社)、『かりんとう侍』(2013年、双葉社)、詞華集では『ないたカラス』(2014年、光文社)、『怪談実話 FKB 饗宴3』(2012年、竹書房文庫)などがある。