東川篤哉
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- ひがしがわ・とくや
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1968年生まれ、広島県尾道市出身。岡山大学法学部卒業の小説家。主に推理小説や、ユーモア・ミステリーを執筆する。2013年6月から4年間、本格ミステリ作家クラブ事務局長を務め、2017年6月からは第5代会長を務めている。
1996年から、公募詞華集である「本格推理」「新・本格推理」に短編を発表し、東 篤哉名義で投稿した『中途半端な密室』が『本格推理8 悪夢の創造者たち』に採用された。以後も、本格推理シリーズとして『南の島の殺人』『竹と死体と』『十年の密室・十分の消失』の3編が採用され、のちに『有馬記念の冒険』を加えた初期傑作短編5編集『中途半端な密室』(2012年、光文社文庫)にまとめられた。
本格的な長編デビュー作である『密室の鍵貸します』(2002年、光文社カッパノベルス /2006年、光文社文庫)は、Kappa-One登竜門の第一期として小説家・有栖川有栖氏の推薦を受けた。2011年発表の『謎解きはディナーのあとで』(小学館文庫)で第8回本屋大賞を受賞。初版は7000部だったものの、口コミなどで部数を増やし、のちにシリーズ累計400万部を突破した。また同作品は、スペシャル版としてテレビドラマ化もされた(2011年、2012年、2013年、フジテレビ)。
「魔法使いシリーズ」は、2012年に第1弾『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』(文藝春秋)が出版。続いて『魔法使いと刑事たちの夏』(2014年、文藝春秋)、『さらば愛しき魔法使い』(2017年、文藝春秋)が出版された。
その他のユーモア・ミステリーのシリーズとして、『平塚おんな探偵の事件簿シリーズ』は『ライオンの棲む街』(2013年、祥伝社 )、『ライオンの歌が聞こえる』(2015年、祥伝社)、『ライオンは仔猫に夢中』(2017年、祥伝社)の3部作が出版されている。ノン・シリーズでは、『ミステリーズ!vol.76』(2016年、東京創元社)に掲載された長編ミステリー小説『仕掛島』がある。
受賞歴
最終更新 : 2018-6-8
- 2011年
- 『謎解きはディナーのあとで』本屋大賞