長谷川博己演じるDV夫VS悪妻・尾野真千子の迫真の演技がスゴい!夏目漱石夫婦を描いたドラマ『夏目漱石の妻』が話題
『漱石の思い出』(夏目鏡子:述、松岡譲:筆録/文藝春秋) 文豪・夏目漱石没後100周年を迎えた今年、各地でさまざまな企画展が開催され、漱石の名言を集めた『漱石のことば』(姜尚中/集英社)が発売されるなど、密かな漱石フィーバーが起きています。そして9月から放送されていたドラマ『夏目漱石の妻』(NHK)が本日最終回を迎える。同ドラマは夏目漱石の妻・鏡子が語った回顧録『漱石の思い出』(夏目鏡子:述、松岡譲:筆録/文藝春秋)をもとに、夏目夫妻の波乱万丈な毎日を映像化したもの。 本作では、俳優の長谷川博己さん演じる夏目金之助(以下、漱石)と、漱石の妻・鏡子を尾野真千子さんが演じ、ドラマのメインビジュアルが公開された途端、イメージにピッタリと話題に。さらに反響が大きくなったのが、英語研究のために2年間イギリスに留学し、現地で神経衰弱を患ってしまった漱石が強烈なDV夫となって帰国したという、有名なエピソードが放送された第2話。ねずみがいるといっては書斎を荒らし、「お前は私をいらつかせるためにいるのか、今すぐ出て行け!」と激昂し、身重の鏡子に向かって手を挙げることも。第1話のマ…