帚木蓬生
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- ははきぎ・ほうせい
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
帚木蓬生(ははさぎほうせい)は1947年1月22日生まれ、福岡県出身。小説家及び精神科医。東京大学文学部仏文科を卒業後、TBSに勤務。2年後に退社し、九州大学医学部に入学、精神科医に。その傍らで執筆活動を始める。1975年、『頭蓋に立つ旗』(1997年、新潮社)で「第6回九州沖縄芸術祭文学賞」を受賞、1979年の『白い夏の墓標』(1983年、新潮社)で注目される。その後、『三たびの海峡』(1992年、新潮社)で「第14回吉川英治文学新人賞」、『閉鎖病棟』(1994年、新潮社)で「第8回山本周五郎賞」、『逃亡』(1997年、新潮社)で「第10回柴田錬三郎賞」、『水神』(2009年、新潮社)で「第29回新田次郎文学賞」、『守教』(2017年、新潮社)で「第52回吉川英治文学賞」、及び「第24回中山義秀文学賞」など、数々の賞を受賞。
その他の作品に、安房国の漁師である主人公・見助と日蓮という名の僧の苦難の旅を描いた『襲来』(2018年、講談社)をはじめ、『受難』(2016年、角川書店)、『風花病棟』(2009年、新潮社)、『天に星 地に花』(2014年、集英社)、『悲素』(2015年、新潮社)などがある。
小説の他、児童書『ひかるさくら』(2012年、岩崎書店。絵・小泉るみ子)や、自身の精神科医としての立場から、『ギャンブル依存とたたかう』(2004年、新潮選書)、『やめられない―ギャンブル地獄からの生還』(2010年、集英社)、『ギャンブル依存国家・日本〜パチンコからはじまる精神疾患』(2014年、光文社新書)などのギャンブル依存症に関する著書も多数。