椹野道流
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- ふしの・みちる
ジャンル
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
2月25日、兵庫県生まれ。O型。法医学教室の非常勤監察医としての経歴を持ち、法医学教室に籍があり医療系専門学校で非常勤講師を務めるなど、小説の執筆のほか解剖生理学や法医学を教えることもある。人間の生や食、死は作品全体に関わるテーマ。2009年に開設したTwitterのアカウントでは、猫や文鳥、イモリなどと暮らしていることが紹介され、日々の様子が掲載されている。
1996年、『人買奇談』で講談社の「第3回ホワイトハート大賞」のエンタテインメント小説部門で佳作を受賞し、翌年1997年に同作品でデビュー。同作に始まる「奇談」シリーズは、人気を集めロングシリーズとなった。1999年に『暁天の星 鬼籍通覧』でスタートした「鬼籍通覧」シリーズは、元監察医の経験を生かして執筆した監察医にちなんだミステリー作品。2005年にスタートした、名門の息子で優秀かつ美少年の18歳探偵エドワードが活躍するストーリー「貴族探偵エドワード」シリーズなど、多くのロングセラーを持ち、魅力的なキャラクター描写で読者の支持を集めている。2014年にスタートした、料理がテーマの青春小説でファンタジックストーリーが魅力の「最後の晩ごはん」シリーズは、芦屋市が主な舞台の人気作品。2017年にはシリーズ累計発行部数60万部を突破し2018年にドラマ化された。
また、2017年に芦屋市の市民センターで行われた「第51回芦屋市民文化賞贈呈式」では、表彰状と記念の盾が贈呈された。芦屋市公式のスマートフォンアプリ「芦屋歩記(あしやあるき)」では、物語のキャラクターが使われ、キャラクターと一緒に記念撮影などができる。著作にはほかにも、タイムスリップものの医学ミステリー「時をかける眼鏡」シリーズや、『右手にメス、左手に花束』に始まるボーイズラブ作品「メス花」シリーズ、骨董屋の兄と検死官の弟が活躍する英国が舞台のミステリー「ローウェル骨董店の事件簿」シリーズなど、シリーズものが多数ある。