EXILE小林直己「言葉を使って表現することで自分と向き合えた。今、思春期が来ているのかもしれません(笑)」
EXILEと三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目)のメンバーであり、三代目ではリーダーを務める小林直己さん。パフォーマーとしてまた俳優として、自らの体を使って表現し続けてきた小林さんが、初エッセイ『選択と奇跡あの日、僕の名字はEXILEになった』(文藝春秋)では言葉を使った表現に挑んだ。「組織論」を書こうと始めた連載は、コロナ禍で別の方向へと進み始めたという――。執筆中に起きた大きな変化について、これからの自分について語っていただいた。 (取材・文=門倉紫麻撮影=干川修) 当初は予想していなかったところにたどり着いた ――拝読していて最初に伝わってきたのは、EXILEや三代目というグループ、所属事務所であるLDHを小林さんがどれだけ愛していらっしゃるかということ、そしてその素晴らしさを読者に知ってほしいと強く思っていらっしゃることでした。 小林直己(以下、小林):それはこの本のポイントの1つでした。自分がこの10年以上、EXILEや三代目の活動を通して感じたり学んだりしたことを伝えたいなという思いから始まった連載だったのですが、「組織論」のようなものを書けたらなと思っていました…