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古舘伊知郎

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
ふるたち・いちろう

プロフィール

最終更新 : 2020-2-6

立教大学を卒業後、1977(昭和52)年、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。「古舘節」と形容されたプロレス実況は絶大な人気を誇り、フリーとなった後、F1などでもムーブメントを巻き起こし「実況=古舘」のイメージを確立する。一方、3年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会を務めるなど、司会者としても異彩を放ち、NHK+民法全局でレギュラー番組の看板を担った。その後、テレビ朝日「報道ステーション」で12年間キャスターを務め、現在、再び自由なしゃべり手となる。

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『伝えるための準備学』(古舘伊知郎/順文社) テレビ朝日に入社後、『ワールドプロレスリング』の実況で一躍人気アナウンサーとなった古舘伊知郎さん。フリーとなってからもF-1の実況や『NHK紅白歌合戦』の司会、『報道ステーション』のキャスターなどを務め、ジャンルを超えて活躍の場を広げてきました。 新刊『伝えるための準備学』では、瞬発力のある発想や独自の言い回しで知られる実況の裏に隠された徹底した準備の軌跡を公開。自らを「喋り屋」と称する古舘さんの知られざる一面が明かされています。 「準備とは、未来を生きること」と語る古舘さんは、喋り屋としてどんな未来を思い描いているのか。若い頃から変わることのない原動力や、年齢と経験を積み重ねた喋りの変化、生涯現役であるための準備などについて、お話を伺いました。 今も変わることのない喋りの原動力 ――『伝えるための準備学』では、成功も失敗も、無駄さえも準備と捉え、次に進む力にしてきた古舘さんの歩みが記されていました。そこでひとつ疑問に思ったのですが、古舘さんは仕事と生活の切り分けをどのようにされているのでしょうか? 古舘伊知郎さん…

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さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回は、初の実況小説となる『喋り屋いちろう』(集英社)を上梓した古舘伊知郎さん。 古舘さんが挙げた愛読書は、『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』(すべて講談社文庫)という内館牧子さんの小説シリーズ。“高齢者4部作”とも呼ばれる作品である。 ネガティブなタイトルだけを見れば、“自由な喋り手”として常に注目を集め、まさに現役の古舘さんには当てはまらないように思うが…。果たしてどのように心を動かされたのだろうか。 取材・文=吉田あき撮影=金澤正平 内館牧子さんの4部作は超ポジティブ 『終わった人』(内館牧子/講談社) ――4部作の第一弾は『終わった人』。この本をいつ頃読まれたのでしょうか。 古舘伊知郎(以下、古舘):ご縁がありまして。『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを2016年3月末日をもってやめて、何週間かしてから、映画を観に行ったんです。それが、内館牧子さん原作の『終わった人』でした。『終わった人』って…。僕は『報道ステーション』を12年…

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「古舘節」と形容されるプロレス実況で人気を博し、46年間、喋ることを生業としてきた古舘伊知郎氏。初の“実況小説”には『喋り屋いちろう』(集英社)というタイトルがつけられている。 あの、古舘節による実況が文字にしたためられ、実況と実況の間には、古舘氏が“喋り屋”になるまでの青春の日々が綴られている。それは人との巡り合いの物語であり、昨年亡くなったアントニオ猪木さんに贈る言葉でもあり、エピローグの最後に書かれた一言は温かくも切ない。 現在も“自由な喋り手”として発信しつづけ、注目される存在だ。本人の言葉によると、人は「道に迷って、どこかにたどり着く」という。ならば、彼はどのようにして今の場所にたどり着いたのだろうか。 取材・文=吉田あき撮影=金澤正平 「ぜんぶ、嘘だし、ぜんぶ、本当」の実況小説 ――本書のプロローグには「ぜんぶ、嘘だし、ぜんぶ、本当だ」と綴られています。アントニオ猪木さんをはじめとするプロレスラーやみのもんたさんなど著名な方々のエピソードが語られていますが、これらのお話は嘘であり本当でもある、ということでしょうか。 古舘伊知郎(以下、古舘):もちろ…

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