井口裕香 『ちいかわ』モモンガは、役が決まる前から勝手に声をあてて読んでいた【私の愛読書】
さまざまなジャンルで活躍する著名人たちに、お気に入りの一冊をご紹介いただく連載「私の愛読書」。今回ご登場いただくのは、セカンド写真集「MORE MORE MORE」を発売した声優・井口裕香さん。 読書が仕事に直結する「声優」という職業ならではの、マンガ作品に対する愛情と向き合いかたを聞いた。 愛読書は『ちいかわ』! ――井口さんの愛読書を教えてください。 井口:ナガノ先生の『ちいかわ』です。アニメに出演していますが、お仕事で関わらせていただくことになる前、連載が始まってすぐのころからTwitter(現:X)で読んでいて、大好きだったんです。 『ちいかわ』(ナガノ/講談社) ――作品のどんなところに惹かれたのでしょう? 井口:最初は単純に「絵がかわいいな〜」と思って読み始めたんですけど、だんだんとストーリーに結構ダークな要素があって、かわいいだけじゃない魅力があるところに惹かれていきました。中でも、結果的に演じさせていただくことになったモモンガは、登場したときから大好きなキャラクターでしたね。勝手にいちファンとして、読みながら声を当てて楽しんでいたくらいです。 ――普段お手に取られる…