YOASOBIのAyase「モンハン攻略本をボロボロになるまで読んだ」読書が音楽活動に与えた影響【私の愛読書】
5月10日に『はじめての – EP』をリリースしたYOASOBI。本作は島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さんという4名の直木賞受賞作家の小説を原作にした楽曲が収録されている。 YOASOBIはデビュー作「夜に駆ける」以降、小説を音楽にすることをコンセプトに活動してきた。「読書」と密接な活動を続けてきたYOASOBIの2人は、いったいどんな本を読んできたのだろうか。 さまざまなジャンルで活躍する著名人たちに、お気に入りの一冊をご紹介いただく連載「私の愛読書」。今回はYOASOBIのikuraさん、Ayaseさんそれぞれにお話を伺った。 (取材・文=金沢俊吾撮影=干川修) 『ふたつのしるし』 『ふたつのしるし』(宮下奈都/幻冬舎) ikura:高校1年生のときに初めて読んだ宮下奈都さんの小説です。私の人生の1冊といえるような本だと思っています。周りの人とうまくいかずに生きづらさを感じていた2人が奇跡的な出会いをして、人生で大切なものをみつけていくというお話です。 私も学生時代、周りとの違和感というか「なんか人とずれてるな」と思いながら過ごしていました。すごく悲しい思いもしたんですが、家族の支え…