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猫沢エミ

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
ねこざわ・えみ

プロフィール

最終更新 : 2022-1-21

1970年、福島県生まれ。ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。9歳からクラシック音楽に親しみ、音大卒業後、シンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2002年に渡仏。07年より10年間、フランス文化に特化したフリーペーパー『BONZOUR JAPON』の編集長を務める。帰国後、超実践型フランス語教室「にゃんフラ」を主宰。著作に『ねこしき 哀しくてもおなかは空くし、明日はちゃんとやってくる。』(TAC出版)。

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親の借金を肩代わりしたけど“毒親”じゃない。「愛してるよ、と言えない不器用な人たちだったけど、心のどこかに愛があった」猫沢エミが語る、最強ネガティブ家族が残してくれたもの

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撮影:関めぐみ 故郷・福島の両親を看取り、2022年2月から再びパリに渡った、ミュージシャンであり文筆家の猫沢エミさん。移住には「長い猫沢家の歴史の清算」という意味が少なからずあったとか。 最新エッセイ『猫沢家の一族』(集英社)には、猫沢さんが家族と過ごした幼少期から青春時代にかけての追憶が、現在暮らすパリの日常と共にユーモラスに綴られている。 “ヅラ”で裸族かつ虚栄心の塊のような父、いとも簡単に嘘をつく母、誇大妄想が激しくエキセントリックな言動を繰り返す祖父——今は亡き、奇想天外だけれど、どこか愛嬌のある猫沢家の先代たち。一見すれば苦難の連続とも言える思い出を、彼女は明るく笑い飛ばす。 家族のこと、フランスのこと、そして「自分の人生を生きる」ことについて、猫沢さんに聞きました。 「風呂(バス)ガス爆発」や「腐ったみかん風呂」がスタンダードだった猫沢家の不思議 ——先代のエピソードはどれも規格外で、こんな家族が本当にいるのか…と驚かされました。おじいちゃんが腐ったみかんがもったいないからと、お風呂に入れた話とか。 猫沢エミ(以下、猫沢):カビの匂いがすごいし、お湯が…

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「泣いてちゃダメ。飛び立って」と、背中に羽を生やしてくれた路傍の猫。『イオビエ』からポストカードブックを発売するまでの思い【猫沢エミインタビュー】

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『猫沢組POSTCARDBOOK あなたがいてくれるなら、私は世界一幸せ。』(猫沢エミ/TAC出版) 猫との暮らしを描いた『ねこしき』『イオビエ~イオがくれた幸せへの切符』(ともにTAC出版)などで人気のミュージシャン・文筆家の猫沢エミさん。愛猫・イオちゃんとのお別れからほぼ1年後、猫沢さんはフランスに完全移住し、現在は2匹の猫とフランス人パートナーとパリに暮らす。そんな猫沢さんの新刊『猫沢組POSTCARDBOOK あなたがいてくれるなら、私は世界一幸せ。』(TAC出版)は、猫愛にあふれたポストカードブックだ。なぜこの本を作ろうと思ったのか、パリに住む猫沢さんにお話をうかがった。 (取材・文=荒井理恵) ●「かわいくてやさしい世界のもの」を作りたかった ――ポストカードブックのアイディアはどうやって生まれたんですか? 猫沢エミさん(以下、猫沢):前作の『イオビエ』のベースは、2021年3月に逝去した四代目愛猫・イオについてのInstagramでの投稿だったんですが、その中で、格言めいた文章をイオだけでなく、我が家の猫たち(二代目ピガ、三代目ユピ)になぞらえて書くことが時々あったんですね。『イオビエ』を…

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愛猫を失った時に何度も読んで救われました――やり場のない思いを受け止めてくれた本【私の愛読書】猫沢エミインタビュー

愛猫を失った時に何度も読んで救われました――やり場のない思いを受け止めてくれた本【私の愛読書】猫沢エミインタビュー

俳優やタレント、経営者やスポーツ選手など、さまざまなジャンルで活躍する著名人にお気に入りの本をご紹介いただく連載「私の愛読書」。今回ご登場いただくのは、ミュージシャンで文筆家の猫沢エミさんだ。 これまでに4匹の愛猫たちと暮らしてきた猫沢さん。「生活料理人」としても人気を博す彼女は、その暮らしの様子やレシピを『ねこしき』(TAC出版)、『猫と生きる。』(辰巳出版)など多数の著書で綴ってきた。また最新作『イオビエ~イオがくれた幸せへの切符』(TAC出版)では、昨年急逝した愛猫・イオちゃんとの出会いや別れを、独自の視点から考える「死生観」も交えて表現している。 そんな猫沢さんが、「生きること、死ぬこと、について考える上でヒントになった」という、大切な3冊を紹介してくれた。 (取材・文=中前結花 撮影=金澤正平) はちゃめちゃだけど、優しくてあたたかくて、救われた。『クネレルのサマーキャンプ』 ーー「愛読書」と聞いて、思い浮かぶ本について教えてください。 猫沢エミさん(以下、猫沢)大切な本はいくつもありますが、「一生手放さないだろうな」と感じているものが3冊あるんです…

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50代になり「死」は具体的に恐ろしいものになった。猫沢エミと吉本ばななが語る、大切な存在との別れと死生観【『イオビエ』発売記念対談】

50代になり「死」は具体的に恐ろしいものになった。猫沢エミと吉本ばななが語る、大切な存在との別れと死生観【『イオビエ』発売記念対談】

文筆家・猫沢エミさんの愛猫イオちゃんが、闘病の末、昨年急逝した。そんなイオちゃんとの運命的な出会いから、仲睦まじく幸せな日々、そして訪れた永遠の別れを、猫目線で幻想的に描いたのが、猫沢エミさんの最新作だ。タイトルは、『イオビエ~イオがくれた幸せへの切符』。 『イオビエ~イオがくれた幸せへの切符』(猫沢エミ/TAC出版) 同書について、昨年12月の発売直後に「気持ちがわかりすぎる、よくぞ書いてくださった」と共感の声を寄せたのが、これがきっかけで親交が始まったという、小説家・吉本ばななさんだった。 吉本ばななさんは、自身の作品のなかでも、大切な存在との別れ、それを受け入れ生きるということについて繰り返し描いてきている。 共にどうぶつと暮らし、家族として惜しみない愛情を注ぎ続けるおふたり。どうぶつとの別れの向き合い方、そして50代を迎えた今考える「生きること」「死ぬこと」についてを、じっくりと語り合ってもらった。 (取材・文=中前結花 撮影=金澤正平) 「特別な縁」を感じる相手との別れ ──昨年末に、吉本さんがTwitterでこの本について「よくぞ書いてくださった」と投稿され…

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猫沢組POSTCARDBOOK あなたがいてくれるなら、私は世界一幸せ。 (TAC出版)

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作家
猫沢エミ
出版社
TAC出版
発売日
2023-08-31
ISBN
9784300109038
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