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過去の村山由佳

'村山由佳'タグの記事一覧(26件)

  • レビュー

    昭和の猟奇殺人「阿部定事件」犯人の生涯をひもとく。「アベサダ」と記号化された女性を「懸命に生きた人間」として描いた村山由佳の新境地『二人キリ』

    『二人キリ』(村山由佳/集英社) 私が「阿部定事件」を知ったのは、中学の社会の授業だったと記憶している。昭和11年5月18日、阿部定と名乗る女性が、愛人の石田吉蔵を絞…

    文芸・カルチャー

    PR 2024/2/9

  • レビュー

    村山由佳デビュー30年・記念碑的エッセイ集。著者がはじめて明かす本音と、12の季節ごとに編まれた『記憶の歳時記』

    『記憶の歳時記』(村山由佳/集英社) この世でもっとも敬愛する作家の名前を聞かれたら、迷うことなく「村山由佳さん」と答える。村山さんの作品に幾度となく魂を救われ…

    文芸・カルチャー

    2023/12/16

  • レビュー

    村山由佳、有栖川有栖ら7人が描く「猫」小説アンソロジー。種族の異なる生きもの同士の交流を描いた物語

    『猫はわかっている(文春文庫)』(文藝春秋) 現在私は、山奥の古い一軒家を借りて暮らしている。聞こえるのは鳥と虫の声のみ。だが、そこに時々「にゃあ」という声が混…

    文芸・カルチャー

    2023/10/24

  • レビュー

    約160キロを馬と走る競技に向かう少女。陰湿ないじめと父の死を馬との対話を通して乗り越える壮大な物語『天翔る』

    『天翔る』(村山由佳/講談社) 窮地に立たされた時、人は無意識に祈ってしまう。「神様、どうか助けてください」と。だが、その願いはいつも聞き入れてもらえるわけでは…

    文芸・カルチャー

    2023/9/24

  • レビュー

    日々のすれ違いやセックスレスにより加速する心と体の渇き。時を重ねるごとに離れゆく夫婦の姿を描いた、村山由佳の長編小説『Row&Row』

    『Row&Row』(村山由佳/毎日新聞出版) 毎日一緒に暮らしたい。片時も離れたくない。通常は、そう思えるほど愛した人と「結婚」を決意するものだろう。しかし、いざ「毎日…

    文芸・カルチャー

    2023/5/8

  • レビュー

    長野県菅平の宿に集まる、痛みを抱えた人々。村山由佳による再生の物語『すべての雲は銀の…』

    『すべての雲は銀の…』(村山由佳/講談社) 村山由佳氏による小説『すべての雲は銀の…』(講談社)が出版されたのは、2001年11月。今からおよそ20年あまり前になる。私が…

    文芸・カルチャー

    2023/3/3

  • レビュー

    村山由佳氏デビュー三十年記念作品。言葉を超えて生まれた「愛」を紡いだ短編集『ある愛の寓話』

    『ある愛の寓話』(村山由佳/文藝春秋) 1993年、『天使の卵エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞し、作家としてデビューした村山由佳氏が、今年デビュー30年…

    文芸・カルチャー

    2023/1/31

  • レビュー

    17歳で旅立った愛猫は、記憶の中で生き続けている! 感涙必至のエッセイ『猫がいなけりゃ息もできない』

    『猫がいなけりゃ息もできない』(村山由佳/集英社) 子どもの頃から、猫が好きだった。祖父母の家には、ほぼ野良と化した三毛猫がいて、名前は「ミミ」といった。週末に…

    文芸・カルチャー

    2022/12/31

  • レビュー

    勝利とかれんが帰ってきた! 最終巻の裏側と、ふたりのその後を描いた「おいしいコーヒーのいれ方」アナザーストーリーに胸が熱くなる

    『てのひらの未来おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー』(村山由佳/集英社文庫) 勝利とかれんに、また会える――! このニュースだけでも「おいし…

    文芸・カルチャー

    2022/5/20

  • レビュー

    村山由佳が描く、大人のための恋愛小説『はつ恋』の文庫版が発売に。「幸せなため息がこぼれます」と大好評!

    『はつ恋』(村山由佳/ポプラ社) 大人のための恋愛小説として人気を博した村山由佳氏の『はつ恋』(ポプラ社)。2021年11月5日(金)に同作の文庫版が発売され、再び大き…

    文芸・カルチャー

    2021/11/26

  • レビュー

    3人の夫を持ち7人を出産、壮絶な最期…明治期を駆け抜けた伊藤野枝の情熱的な生涯とは?《吉川英治文学賞受賞》

    『風よあらしよ』(村山由佳/集英社) 愛という炎に燃料を与え続けるもの、それは、尊敬の念ではないだろうか。同じ方角を目指す仲間としての尊敬の思いが絶えずあれば、…

    小説・エッセイ

    2021/5/5

  • レビュー

    つらい時、今いる場所から離れるのは“逃げ”じゃない。大自然の中で自分を取り戻す、村山由佳の感動作!

    『雪のなまえ』(村山由佳/徳間書店) いじめを受けた時、心が疲れてしまった時、今いる場所から立ち去ってもいい。自分らしくのびのび生きるために、その場を離れるのは…

    文芸・カルチャー

    2021/1/30

  • レビュー

    「婚外恋愛」がテーマ! 諦めに満ちた夫婦とあるひとりの男を描く話題作が文庫化

    本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を…

    文芸・カルチャー

    2020/10/22

  • レビュー

    完結まで26年! 年上従姉とのじれったい恋は、苦難と試練の果てにどこに着地するのか

    『ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX』(村山由佳/集英社) 26年に及ぶ長い旅が、ついに終着点にたどりついた。 1994年に第1作が刊行された「お…

    文芸・カルチャー

    2020/7/8

  • インタビュー・対談

    村山由佳「25年やってきた今だから書けた」―― “黒村山”も封印した、恋愛文学の至芸『はつ恋』

    村山由佳さんの新刊『はつ恋』(ポプラ社)は、千葉県南房総の海のそばの日本家屋で愛猫と暮らす小説家のハナと、大阪を仕事の基盤とする大工の一人親方・トキヲの物語。 …

    文芸・カルチャー

    2018/12/9

  • レビュー

    妻の行動のすべてを知っていた夫がとった行動とは? 『ダブル・ファンタジー』村山由佳が描く、衝撃のラスト

    『La Vie en Rose ラヴィアンローズ』(村山由佳/集英社) 漆黒の表紙に咲き誇る大輪の薔薇――その濃厚な芳香に包まれるかのような村山由佳さんの美しく危険な恋愛小説『La…

    文芸・カルチャー

    2018/9/20

  • まとめ

    夫のやばい性癖、不倫 …ページを脱がせていくたびに増すエロス。 “オトナの性”を書いた文庫3選!【刺激度別】

    恋しい人と想いが通じたそのあとに、軽く触れ合うだけのキスで済むはずがない! そんなふうに体をよじる大人の読者におくりたい、エロティックな文庫を3冊セレクト。秋の…

    文芸・カルチャー

    2018/9/9

  • レビュー

    諦めに満ちた夫婦関係から救い出してくれたのは、ひとりの男の存在だった――。「婚外恋愛」がテーマ、村山由佳最新作の鮮烈なメッセージ

    『燃える波』(村山由佳/中央公論新社) 諦め、怒り、哀しみ。ページをめくるたびに、またひとつ、またひとつとあらゆる感情の波が押し寄せては、その熱量に圧倒された。…

    文芸・カルチャー

    2018/8/17

  • レビュー

    もしも大切な人が過労自死したら…? ブラック企業をテーマにした社会派小説

    『風は西から』(村山由佳/幻冬舎) もしも大切な人が“過労自死”という道を選んでしまったら、遺された自分にはなにができるのだろうか。人気小説家・村山由佳氏による『…

    文芸・カルチャー

    2018/6/30

  • レビュー

    性愛を赤裸々に描いた衝撃作『ダブル・ファンタジー』待望の続編! 夫ではなく別の男を選んだ、35歳女性脚本家の哀しくも逞しい生き様とは

    『ミルク・アンド・ハニー』(村山由佳/文藝春秋) 6月16日(土)より、水川あさみ主演でスタートするドラマ『ダブル・ファンタジー』。同名タイトルの原作は、作家・村山…

    文芸・カルチャー

    2018/6/8

  • レビュー

    “待ちきれない!”と、特報動画は異例の再生回数 村山由佳の衝撃作『ダブル・ファンタジー』 WOWOWで6月16日(土)放送スタート!

    情報解禁で公開されるやいなや、驚異的なスピードで再生され続けている特報動画。“映像化不可能”と言われていた『ダブル・ファンタジー』のドラマ化作品がついにベールを…

    文芸・カルチャー

    2018/6/8

  • インタビュー・対談

    醸しだされていくエロス、水川あさみ圧倒の演技! 連続ドラマW『ダブル・ファンタジー』村山由佳インタビュー

    「何を書いてもいいのだと、私を自由にさせてくれた作品。これ以降、作家としての陣地がものすごく広がった気がします」という『ダブル・ファンタジー』刊行から9年。累計…

    エンタメ

    2018/6/6

  • 特集

    「母の愛は異常だった」母との確執、放蕩の記録。人気作家の生々しい人生告白

    『放蕩記』(村山由佳/集英社) 先日、横浜駅の高島屋へと出向いた。愛用の鞄が古くなったためだ。いつものようにふらふらとその重厚な入口を潜ると、そこにはカーネーシ…

    文芸・カルチャー

    2018/5/4

  • レビュー

    水川あさみ主演でドラマ化『ダブル・ファンタジー』。「性」を追い求めた女性脚本家は、最後に何を見つけ出す?

    『ダブル・ファンタジー』(村山由佳/文藝春秋) 今夏、水川あさみの主演で実写ドラマ化されることが決定した『ダブル・ファンタジー』(村山由佳/文藝春秋)。本作は、恋…

    文芸・カルチャー

    2018/4/15

  • ニュース

    水川あさみ「良い意味での不快感を」 村山由佳の衝撃作『ダブル・ファンタジー』実写ドラマ化

    『ダブル・ファンタジー』上(村山由佳/文藝春秋) 村山由佳の官能ラブロマンス小説『ダブル・ファンタジー』の実写ドラマ化が決定。女の“性”を真正面から描いた同作の実…

    エンタメ

    2018/3/11

  • ニュース

    不倫の末は、地獄か自由か? どんな夫婦にも潜む「闇」と「転落」。日本のヤバ過ぎる夫婦問題を映し出す衝撃作!

    『La Vie en Roseラヴィアンローズ』(村山由佳/集英社) 今年は年頭から芸能人の不倫報道が相次ぎ、おまけに都知事選の候補者にも不倫疑惑が物議を醸している。正直「ま…

    文芸・カルチャー

    2016/8/5