『『ぼくは青くて透明で』(窪美澄/文藝春秋) “それが普通だから”。どんな会話のなかでも、たとえば心を尽くして相手に理解してもらおうと語っていても、そのひと言がこ…
文芸・カルチャー
PR 2024/1/16
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年5月号からの転載になります。 「ふいに背中にあたたかなものが触れた」。たとえどんなに物語がつらい方向へ向かっていっても、どう…
文芸・カルチャー
2023/4/7
『夜に星を放つ』(窪美澄/文藝春秋) 夜空の星を眺めていると、どうしてこうも切ない気持ちになるのだろう。遥か遠くの輝きが、二度と手が届かないものを思い出させるせ…
文芸・カルチャー
2022/6/24
『朔が満ちる』 ●あらすじ● 酒を飲むたびに暴れて家庭内暴力を振るう父に耐えかね、当時13歳だった史也は父の斧を手に襲いかかった。父に対して明確な殺意を持ち、それを…
今月のプラチナ本
2021/10/6
『朔が満ちる』(窪美澄/朝日新聞出版) 戦後、日本の殺人事件の認知件数は着実に減り続けており、2013年には初めて1000件を下回った。だがその一方で、家族内を主とした…
文芸・カルチャー
2021/8/29
『私は女になりたい』(窪美澄/講談社) 恋愛小説を書かせたら当代随一の女性作家・窪美澄氏の『私は女になりたい』(講談社)は、アラフィフ女性の道ならぬ恋模様を描い…
文芸・カルチャー
2020/11/7
本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を…
文芸・カルチャー
2020/4/8
『たおやかに輪をえがいて』(窪美澄/中央公論新社) もしも夫が風俗に通っている、と知ってしまったら…。『たおやかに輪をえがいて』(窪美澄/中央公論新社)は、たった1…
文芸・カルチャー
2020/3/21
『やめるときも、すこやかなるときも』(窪美澄/集英社) 「やめるときも、すこやかなるときも」――このフレーズを耳にすると、結婚式が頭に浮かぶ。晴れの場で永遠の愛を…
文芸・カルチャー
2019/12/11
『トリニティ』(窪美澄/新潮社) 『トリニティ』(窪美澄/新潮社)という作品を、岐路に立つ前に読んだ人は幸せだ。さまざまな女の来し方を知り、自分にとって最良の選択…
文芸・カルチャー
2019/7/13
ふくふく太った夫婦は、行列のできる近所のパン屋のメロンパンをふくふくと頬張る。“十分幸せじゃないか”。冒頭の一編「1DKとメロンパン」の主人公、35歳の知佳は心からそ…
小説・エッセイ
2019/7/6
小説に登場するベッドシーンは、グロテスクに性を炙り出したものから、爽やかな切り口でえぐみをまったく感じさせないものまで、実に多種多様だ。本稿ではそんな中から、…
文芸・カルチャー
2018/6/30
『じっと手を見る』(窪美澄/幻冬舎) 『ふがいない僕は空を見た』『晴天の迷いクジラ』などの作品で、現代人の抱える孤独を描いてきた窪美澄。彼女の小説に登場するキャ…
文芸・カルチャー
2018/6/16
株式会社ドワンゴが運営する日本最大級の書評サイト「読書メーター」と、株式会社KADOKAWAが発行する本とコミックの情報サイト「ダ・ヴィンチニュース」がコラボして開催…
文芸・カルチャー
2017/3/14
『やめるときも、すこやかなるときも』(窪美澄/集英社) 全国から桜のたよりが届く頃、今年は書店の店頭にも美しい花が咲く。窪美澄さんの待望の新作長編『やめるとき…
文芸・カルチャー
2017/3/13
キングダム 74
【推しの子】 16
ブルーロック(32)