『この世界に i をこめて』 (佐野徹夜/KADOKAWA) 新人作家・佐野徹夜の勢いが止まらない。第23回電撃小説大賞で〈大賞〉を受賞したデビュー作『君は月夜に光り輝く』(…
文芸・カルチャー
2018/11/17
『ののはな通信』(三浦しをん/KADOKAWA) 魂が引き寄せられ、結ばれる。そんな美しくも麗しい瞬間をあなたは体感したことがあるだろうか。思い出すだけで全身が揺さぶら…
文芸・カルチャー
2018/11/14
『仮面の告白 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社) 生まれつき肌が白く病弱な“私”は、祖母に溺愛され、女の子のように育てられた。幼少期、汚れた青年の下半身の膨らみを見…
文芸・カルチャー
2018/11/11
『ふたつのオリンピック東京1964/2020』(ロバート・ホワイティング:著、玉木正之:訳/KADOKAWA) 2020年のオリンピックまで2年を切り、今、東京は変革の真っ只中にある…
文芸・カルチャー
2018/10/29
『くらげホテル』(尾﨑英子/KADOKAWA) 「どこか知らないところ、遠いところに行ってみたいなあ…」 なにか不満があるわけではなくても、ふとそんな気持ちになることはあ…
文芸・カルチャー
2018/10/27
日本史の学習は、ただ年表とにらめっこしているだけでは始まらない。筆者は大学受験に向けて勉強をしているとき、当時の先生に「“流れ”を理解しろ」と口を酸っぱくして言…
文芸・カルチャー
2018/10/27
間違いなく日本文学史上最も優れた作家のひとりである芥川龍之介。「芥川賞」の注目度が高いこともあり、あまり純文学を読まない人でもその名前は知っていることだろう。 …
文芸・カルチャー
2018/10/24
『また君と出会う未来のために』(阿部暁子/集英社) どこか遠くへ行ってしまえたらいいのにと、思春期などとっくに過ぎた今でも考える。もしかすると本を読む人は、似た…
文芸・カルチャー
2018/10/22
『雪国 (角川文庫)』(川端康成/角川書店) 親譲りの財産で生活を送る妻子持ちの文筆家・島村が、雪国の温泉旅館に通い、駒子という芸者との関係を深める様子を直接的に書…
文芸・カルチャー
2018/10/22
『ユージニア』(恩田陸/KADOKAWA) 殺人事件が起こった。――犯人は誰なのか。本来なら、それを追及するのが推理小説の楽しみであり、目的だろう。だが、『ユージニア』(…
文芸・カルチャー
2018/10/18
『14歳、明日の時間割』(鈴木るりか/小学館) 藤井聡太7段がプロ入りした当時「14歳にしては将棋強いね」なんて誰も言わなかった。14歳だろうが20歳だろうが60歳だろうが…
文芸・カルチャー
2018/10/17
『麦の海に沈む果実』(恩田陸/講談社) 『麦の海に沈む果実』(恩田陸/講談社)は、不思議な世界観に夢中になる読者が多く、長きにわたって読み継がれている名作の一つで…
文芸・カルチャー
2018/10/16
『藪の中・将軍 (角川文庫)』(芥川龍之介/KADOKAWA) 藪の中で起こった殺人事件に関して、尋問を受けた7人の証言を並べた話。それぞれの証言は微妙に食い違い、真相はま…
文芸・カルチャー
2018/10/15
『人間狩り』(犬塚理人/KADOKAWA) 正義が怖い、と先日放送された『ボクらの時代』で有働由美子さんは言った。NHKのキャスターとして世間の倫理や善悪に直面し続けた彼女…
文芸・カルチャー
2018/10/14
『別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや』(黒瀬陽/早川書房) 1996年にフジテレビで『めちゃ×2イケてるッ!』が放送開始したのはある意味で象徴的な出来事だった…
文芸・カルチャー
2018/10/13
長年連れ添った夫が不倫して「はいそうですか」とすぐに離婚できる妻は一体どのくらいいるのだろうか?少なくとも筆者は無理だ。きっと様々な感情が交錯するだろうし、周…
文芸・カルチャー
2018/10/13
『蜘蛛の糸・地獄変(角川文庫)』(芥川龍之介/角川書店) 平安時代の伝説的な画師、良秀(よしひで)の話。天下一の腕前として、彼は大殿様から気に入られていた。その一…
文芸・カルチャー
2018/10/1
『未来職安』(柞刈湯葉/双葉社) 遊んで暮らせる時代がやってくる――。実業家の堀江貴文氏は、『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文・落合陽一/SBクリエイティブ)にて、こう断…
文芸・カルチャー
2018/9/29
年に1度のKADOKAWA電子書籍大感謝祭、「ニコニコカドカワ祭り2018」が今年も開催!2018年9月28日(金)より19もの電子書籍ストアにてスタートした。 KADOKAWAの人気作品、…
エンタメ
2018/9/28
『到達不能極』(斉藤詠一/講談社) 到達不能極――。それは、陸のなかで最も海から遠い点、あるいは海のなかで陸から最も遠い点のことである。“不能”といっても本当にたど…
文芸・カルチャー
2018/9/26
日本近代文学の巨峰として、今なお高い人気を誇る夏目漱石。日本人の私たちが文学の世界に浸るためには、彼が外せないことは言うまでもない。高校生の頃、教科書に抜粋さ…
文芸・カルチャー
2018/9/16
9月6日に、漫画版『夫のちんぽが入らない』の第1巻が発売された。 コミカライズを手がけるのがゴトウユキコさんだと知った瞬間、両手を叩いて喜んだのを覚えている。きっ…
マンガ
2018/9/16
『猫のお告げは樹の下で』(青山美智子/宝島社) そういえば、「人生って思うとおりにはいかないな」と感じ始めたのは、小学4年生くらいのときだった。クラスの友人関係に…
文芸・カルチャー
2018/9/14
『ちどり亭にようこそ~京都の小さなお弁当屋さん~』(十三湊/KADOKAWA) 料理を美味しく作るコツは面倒くさがらず、一手間をかけること。些細に思える手間が、料理の味…
文芸・カルチャー
2018/9/13
『三四郎 (角川文庫)』(夏目漱石/KADOKAWA) 熊本の高等学校を卒業し、東京帝国大学に合格した真面目な主人公の三四郎は、23歳だが女性経験がない田舎者。女性と共に相部…
文芸・カルチャー
2018/9/13
『羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)』(芥川龍之介/KADOKAWA) 物語の舞台は平安京。日暮れどき、ひとりの身分の低い男が、都の正門である羅生門の下で雨宿りをしていた。その…
文芸・カルチャー
2018/9/9
ゴトウユキコさんの描く『夫のちんぽが入らない』は、原作では決して書かれなかった二人の名前がついている。 鳥居さち子と倉本慎。 こだまさん原作の『夫のちんぽが入ら…
マンガ
2018/9/8
『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮社) これは実話か、それともフィクションか?刊行直後から各メディアで話題騒然の、芦沢央さんの小説『火のないところに煙は』(…
文芸・カルチャー
2018/9/7
『地球星人』(村田沙耶香/新潮社) 人間は、働くのもセックスするのも本当は嫌いなんだよ。催眠術にかかって、それが素晴らしいものだと思わされているだけだ 芥川賞作家…
文芸・カルチャー
2018/9/7
『悪童(ワルガキ) 小説 寅次郎の告白』(山田洋次/講談社) 筆者がまだ年端もいかない幼少の頃、両親が「男はつらいよ」シリーズを鑑賞して、目頭を押さえていた記憶が…
文芸・カルチャー
2018/9/7