『マジカルグランマ』(柚木麻子/朝日新聞出版) マジカルグランマ、と聞いてどんなおばあちゃんを想像するだろう。つやつやした白髪に、上品で知的な横顔? あるいはほん…
文芸・カルチャー
2019/7/14
『文藝 2019年秋季号』(河出書房新社) 「韓国・フェミニズム・日本」を特集した季刊文芸誌『文藝 2019年秋季号』が、2019年7月5日(金)に発売。わずか5日で文芸誌とし…
文芸・カルチャー
2019/7/13
第6回「暮らしの小説大賞」の授賞式が、2019年6月27日、都内で開催された。「暮らしの小説大賞」は、産業編集センター出版部が主催する小説賞。日々の暮らしの中で「この…
文芸・カルチャー
2019/7/12
『未完成』(住宅顕信/春陽堂書店) 急性骨髄性白血病により25歳の若さで逝去した自由律俳句の俳人・住宅顕信(すみたくけんしん)の句集『未完成』(春陽堂書店)が2003…
文芸・カルチャー
2019/6/28
『四十歳、未婚出産』(垣谷美雨/幻冬舎) テレビドラマ化した『結婚相手は抽選で』、タイトルがすでにリアルな声になっている『姑の遺品整理は、迷惑です』(ともに双葉…
文芸・カルチャー
2019/6/17
『古都 (新潮文庫) 』(川端康成/新潮社) 物語の主人公は、京都の由緒正しい呉服屋の美しい一人娘である佐田千重子。両親に愛されながら育った彼女だが、彼女は実の子で…
文芸・カルチャー
2019/5/26
『絲的ココロエ 「気の持ちよう」では治せない』(絲山秋子/日本評論社) <人間は自分の意思では虫歯ひとつ治せません>――これは、小説家の絲山秋子氏が、精神の病に対し…
文芸・カルチャー
2019/5/19
『うちの子が結婚しないので』(垣谷美雨/新潮社) 「親婚活」を知っているだろうか? 親婚活とは、「未婚の子供の写真、年齢、職業、年収、結婚相手への希望などを記載し…
文芸・カルチャー
2019/5/18
『舞姫 (新潮文庫)』(川端康成/新潮社) 矢木波子と夫の元男との間には21歳の娘と大学生の息子がいる。裕福な育ちで理想家めいたところのある波子は、バレエ教室を営ん…
文芸・カルチャー
2019/5/12
『よだかの星 (日本の童話名作選)』(宮沢賢治/偕成社) よだか(夜鷹・ヨタカ)は醜い鳥であった。顔は味噌をつけたようにまだらで、くちばしは平たく、耳まで裂けている…
文芸・カルチャー
2019/4/21
『風の又三郎(角川文庫)』(宮沢賢治/KADOKAWA) 谷川の岸に、1年生から6年生までがひとつの教室で学ぶ小さな学校があった。 夏休みが明けた9月1日。高田三郎という転校生…
文芸・カルチャー
2019/4/14
全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2019」の受賞作が決定した。 16回目となる今回のノミネート作品10作の中から大賞に選ばれたのは、瀬尾まいこ氏…
文芸・カルチャー
2019/4/9
『 セロ弾きのゴーシュ(角川文庫)』(宮沢賢治/KADOKAWA) ゴーシュは町の楽団でセロ(チェロ)を担当している。町の音楽会で発表する第六交響曲の練習をしているのだが…
文芸・カルチャー
2019/4/7
『あたしたちよくやってる』(山内マリコ/幻冬舎) 周囲の目を気にせず「自分の希望する道を突き進もう!」と決意しても、それは時としてとても困難なことであるように思…
文芸・カルチャー
2019/3/31
『注文の多い料理店 (角川文庫) (宮沢賢治/KADOKAWA) 2人の若い東京の紳士が山奥を歩いていた。ぴかぴかの鉄砲と白熊のような犬2匹を携えて猟をしていたが、まったく成…
文芸・カルチャー
2019/3/31
『ニセモノ夫婦の紅茶店~あなたを迎える幸せの一杯~』(神戸遥真/KADOKAWA) 想像してみてください、「お茶でも淹れようか」と思うとき。朝ごはんの前、新しい一日をは…
文芸・カルチャー
2019/3/30
『ダム・キーパー』(トンコハウス/KADOKAWA) 『ダム・キーパー』は、『トイ・ストーリー』などで知られるピクサーのアートディレクターだった堤大介さんとロバート・コ…
文芸・カルチャー
2019/3/29
『探偵はぼっちじゃない』(坪田侑也/KADOKAWA) 万城目学など多くの才能を輩出してきたボイルドエッグズ新人賞。その第21回受賞作品が、本作『探偵はぼっちじゃない』(K…
文芸・カルチャー
2019/3/28
又吉直樹との芥川賞同時受賞後は、テレビ番組への出演も急増。俳優としてのドラマ出演、YouTubeチャンネルの開設など、作家の枠を超えた活動を続けてきた羽田圭介。4月1日…
エンタメ
2019/3/25
何かと生きづらい世の中。厭世的な気分を抱えたときに、気分を盛り上げてくれるような、何か前向きな本や音楽、名言なんかに触れてみるのは確かに良いことだ。 しかし、そ…
文芸・カルチャー
2019/3/24
『わたしたち、何者にもなれなかった』(瀬那和章/KADOKAWA) 「あの頃は良かった」と過去を思い出す大人にだけにはなりたくなかった。だが、夢破れ、何事も上手くいかな…
文芸・カルチャー
2019/3/17
『銀河鉄道の夜 (角川文庫)』(宮沢賢治/角川書店) 主人公のジョバンニは貧しい学生で、活版印刷所でアルバイトをしながら病気の母を看病している。父親は漁に行ったきり…
文芸・カルチャー
2019/3/10
人気イラストレーターloundrawによる初小説『イミテーションと極彩色のグレー』が、発売からわずか1週間で重版が決定しました。 これを記念して、本作『イミテーションと…
文芸・カルチャー
2019/3/8
『斜陽 (角川文庫)』(太宰治/KADOKAWA) 物語の舞台は終戦直後。没落した上流家庭のかず子とその母は、東京の家を売って伊豆で暮らし始めた。貴族的で美しい母だが、最近…
文芸・カルチャー
2019/3/3
『なるほどフォカッチャ ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』(鳩見すた/KADOKAWA) 世の中にはありとあらゆる探偵がいるが、こんなにも可愛くこんなにも臆病な探偵は…
文芸・カルチャー
2019/3/2
『みかんとひよどり』(近藤史恵/KADOKAWA) 昨日の夕飯に、なにを食べたか思い出してみてほしい。肉だろうか?魚、それとも野菜?パンや米飯だけ?おそらくほとんどの人…
文芸・カルチャー
2019/3/1
『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』(原武史、三浦しをん/KADOKAWA) まもなく平成が終わる。昭和天皇の崩御によって昭和から平成へと時代が変わった時とは違い、今回…
文芸・カルチャー
2019/2/28
日向夏による大人気シリーズ『薬屋のひとりごと』の最新刊となる第8巻が、2月28日(木)に発売された。 本作品は、小説投稿サイト『小説家になろう』で掲載された内容に大…
文芸・カルチャー
2019/2/28
『されど私の可愛い檸檬』(舞城王太郎/講談社) 思春期のピュアな恋愛感情を描いた作品集『私はあなたの瞳の林檎』(舞城王太郎/講談社)に続き、『されど私の可愛い檸檬…
文芸・カルチャー
2019/2/26
『ヴィヨンの妻 (角川文庫)』(太宰治/KADOKAWA) 主人公の「妻」は、もうすぐ4歳になる息子と暮らしていた。貧困のせいか、息子の発育は悪い。詩人で大酒飲みの夫は放蕩…
文芸・カルチャー
2019/2/24