『男の愛 たびだちの詩』(町田康/左右社) かつて「海道一の親分」として名を馳せた幕末・明治の侠客・清水次郎長(しみずのじろちょう)。次郎長の養子であった天田愚庵…
文芸・カルチャー
2022/1/7
『いのちを守る 医療時代小説傑作選』(宇江佐真理、藤沢周平、藤原緋沙子、山本一力、渡辺淳一:著、菊池 仁:編集/KADOKAWA) コロナ禍が続くこと約1年。時間が経つごと…
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2021/5/19
『化け者心中』(蝉谷めぐ実/KADOKAWA) 「こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである」と欣喜雀躍する森見登美彦、「作品の命というべきものが吹き込ま…
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2020/10/30
『臆病同心もののけ退治』(田中啓文/ポプラ社) “最弱の同心”ともののけとの戦いを描いた痛快時代小説『臆病同心もののけ退治』が、2020年8月6日(木)に発売された。ネ…
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2020/8/15
『火定』(澤田瞳子/PHP研究所) こんなにも“今”と重なる小説があるだろうか。2017年下半期の直木賞候補作となった『火定』(澤田瞳子/PHP研究所)の舞台は、奈良時代。民…
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2020/4/16
『流人道中記』(浅田次郎/中央公論新社) 時は幕末。「桜田門外の変」はすでに起こってしまい、徳川政権瓦解まで残された時間はあと十年足らず。そんな時代を舞台にした…
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2020/3/29
『破邪一睡の夢』(北織聖健/伊藤印刷株式会社) 永禄4(1561)年の越後。後に上杉謙信と名乗る政虎(まさとら)は、毘沙門天を深く崇拝し、清く強い武将として国を治めて…
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2020/1/16
『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社) とにかくごはんがおいしそうな小説『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社)。江戸時代を舞…
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2019/11/16
『宵闇の酒呑童子江戸南町奉行 あやかし同心犯科帳』(永山涼太/ポプラ文庫) 昨年の発売から高い人気を博していた小説家・永山涼太の『八幡宮のかまいたち』。同作の続編…
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2019/10/29
『陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版』(佐伯泰英/文藝春秋) ■澄んだ心を持つ剣士が居眠り剣法を使って躍動 現在、上映中の松坂桃李主演による時代劇映画『居眠り磐音』。…
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2019/6/13
『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社) 2018年12月1日(土)に、中島久枝が手がけるシリーズの第2段『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻』…
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2018/12/22
『すててこ寄席品川清洲亭二』(奥山景布子/集英社) 『すててこ寄席品川清洲亭二』(奥山景布子/集英社)は、幕末の品川で、念願の「寄席」を開業した不器用な大工の秀八…
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2018/9/5
『維新始末』(上田秀人/中央公論新社) 「闕所物奉行裏帳合」シリーズにおける「新の」完結編『維新始末』(上田秀人/中央公論新社)が、ついに発売された。(シリーズ一…
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2018/8/14
『引っ越し大名三千里』(土橋章宏/角川春樹事務所) 土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』が星野源主演で映画化することが決定。共演者には高橋一生や高畑充希の名…
エンタメ
2018/5/12
町田康『パンク侍、斬られて候』が、宮藤官九郎脚本、綾野剛主演で映画化されることが決定。アクション満載な特報動画も公開され、「これはキャスト全員カッコよすぎる」…
エンタメ
2018/4/28
『にゃん!鈴江藩江戸屋敷見聞帳』(あさのあつこ/白泉社) もしあなたの上司や同僚が猫だったら、どうする? ありえないって?その通り、現実にはありえない。あさのあつ…
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2018/4/20
『近松よろず始末処』(築山桂/ポプラ社) 近松門左衛門(ちかまつ・もんざえもん)は、浄瑠璃や歌舞伎の脚本を書いた江戸・元禄期の大人気作家だ。彼は元々武家の出身で…
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2018/4/18
『鍬ヶ崎心中』(平谷美樹/小学館) 明治新政府軍と旧幕府軍が、日本各地で激戦をくり広げた戊辰戦争。上野、会津、箱館などにおける激戦はたびたびフィクションにも取り…
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2018/4/14
『色仏』(花房観音/文藝春秋) 事滋賀県の琵琶湖近辺には美しい仏像が存在する。正確な製作年や作者は不明だが、地元の人々は大切にしてきた。戦国時代に織田信長が浅井…
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2018/4/7
『たまうら~玉占~』(星乃あかり/小学館) 「これぞ“あやかしエンタメ”の隠し玉!」と、『みをつくし料理帖』の高田郁さんも推薦する小説『たまうら~玉占~』(星乃あ…
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2018/2/3
『湯島天神坂お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社) 『湯島天神坂お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社)は、人気急上昇中のほんわかしんみりお江戸人情もの…
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2018/1/18
『うずら大名』(畠中恵/集英社) 江戸時代、家を継ぐのは長男とほぼ決まっていた。つまり、次男以下の男子は、長男のスペアとして育てられながらも、いずれは家を出て自…
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2018/1/6
『暗殺者、野風』(武内涼/KADOKAWA) 戦国時代を舞台に「暗殺稼業」を生業とする「刺客(忍者も含めて)」の生き様を描いた作品は、数多く存在する。その中でも、「先の…
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2017/6/2
株式会社ドワンゴが運営する日本最大級の書評サイト「読書メーター」と、株式会社KADOKAWAが発行する本とコミックの情報サイト「ダ・ヴィンチニュース」がコラボして開催…
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2017/3/14
『敵の名は、宮本武蔵』(木下昌輝/KADOKAWA) 剣豪・宮本武蔵の真の姿を、7人の敵側の視点から焦点を当てた『敵の名は、宮本武蔵』が、2017年2月25日(土)に発売された…
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2017/3/9
『八朔の雪―みをつくし料理帖』(髙田郁/角川春樹事務所) 髙田郁原作の時代小説シリーズ「みをつくし料理帖」がNHKによってテレビドラマ化されることが決定した。舞台、…
エンタメ
2017/2/19
次世代の時代小説が誕生した瞬間を、目の当たりにした気分だった。映画脚本の俊才、竹内清人氏初のオリジナル小説『躍る六悪人』(ポプラ社)は、今までの時代小説の常識…
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2017/1/18
『梅もどき』(諸田玲子/KADOKAWA) 「史実」という「点」でしかない事実をフィクションに落とし込み、一つの「線」として「物語」になっているのが時代小説だと思う。『…
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2016/12/1
『貸し物屋お庸娘店主、想いを秘める』(平谷美樹/白泉社) 人気作家・平谷美樹が手がけるエンタメ時代小説「貸し物屋お庸」シリーズの最新作『貸し物屋お庸娘店主、想い…
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2016/9/4
『はなとゆめ』(冲方丁/KADOKAWA) 学生の頃、清少納言の『枕草子』は随筆、つまり「エッセイ」だと教わった。「春はあけぼの」から始まる一文は、多くの人が覚えている…
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2016/8/4
キングダム 74
【推しの子】 16
ブルーロック(32)