『瑕疵借り』(松岡圭祐/講談社) 世の中にはたくさんの「訳あり物件」がある。なかでも一番やっかいなのが、「心理的瑕疵(かし)」と呼ばれるものだ。これは、部屋自体…
文芸・カルチャー
2018/7/8
『正しい女たち』(千早茜/文藝春秋) 女子会にママ会と、女というのはいくつになっても集まっておしゃべりするのが大好きだ。仕事の話、美容やダイエットの話、好きな男…
文芸・カルチャー
2018/7/5
『我が家のヒミツ』(奥田英朗/集英社) 外国には、「食器棚のガイコツ」ということわざがあるらしい。意味は「公然にできないような家庭内のヒミツ」。実際にそんな大そ…
文芸・カルチャー
2018/7/3
『選んだ孤独はよい孤独』(山内マリコ/河出書房新社) 女には女の孤独があるように、男には男の孤独がある。『選んだ孤独はよい孤独』(山内マリコ/河出書房新社)は全19…
文芸・カルチャー
2018/6/19
『口笛の上手な白雪姫』(小川洋子/幻冬舎) 小説を読んでいると、「どうしてこんなことが」と思いながらも、やがてその心は主人公と重なり、自らその世界にすっかりと入…
文芸・カルチャー
2018/4/7
『くちなし』(彩瀬まる/文藝春秋) 本書『くちなし』(彩瀬まる/文藝春秋)には7編の短編小説が収録されている。表題作「くちなし」のほか「花虫」「愛のスカート」「け…
文芸・カルチャー
2018/3/31
『完璧じゃない、あたしたち』(王谷 晶/ポプラ社) 人は誰だって不完全な存在なのよとか、誰にだって悩みやコンプレックスはあるものよとか、外野からいくら言われたって…
小説・エッセイ
2018/2/9
『二匹目の金魚』(panpanya/白泉社) 誤解を恐れずにいうならば、意味がわからない。けれど、強烈に惹かれてしまう。マンガ家・panpanyaが発表する作品を形容するには、…
マンガ
2018/2/8
直木賞作家・西加奈子待望の短編集『おまじない』(西加奈子/筑摩書房)が2018年3月2日に出版される。発売に先がけ、西加奈子さんをお招きし、東京にて試読会が開催された…
文芸・カルチャー
2018/1/30
『boy meets “crazy” girl』(川夏子/祥伝社) 雑誌『FEEL YOUNG』に掲載されていた川夏子氏の短編が単行本にまとめられた。その名も『boy meets “crazy” girl』(川夏子/…
マンガ
2018/1/27
『あなたは、誰かの大切な人』(講談社) 幸せの形は色々ある。昔は、結婚をして、家を建て、子どもを育てることが1つのステータスだった。現代では多様化する価値観によっ…
文芸・カルチャー
2017/6/24
『私が好きなあなたの匂い』(長谷部千彩/河出書房新社) 映像や写真には写らない「香り」という、れっきとした存在に焦点をあてた『私が好きなあなたの匂い』(長谷部千…
暮らし
2017/6/21
『キリング・アンド・ダイング』(著:エイドリアン・トミネ、訳:長澤あかね/国書刊行会) グラフィック・ノヴェリストのエイドリアン・トミネによる最新作『キリング・…
文芸・カルチャー
2017/6/13
『A』(中村文則/河出書房新社) いま世界中で翻訳されている作家・中村文則の短編集『A』の文庫版が、2017年5月8日(月)に発売された。また文庫発売・デビュー15周年を…
文芸・カルチャー
2017/5/11
『Slide Story』(渡邉健一/徳間書店) まずは以下に記した、「晴れの日」という短編マンガのあらすじを読んでみてほしい。 家でゲームに熱中している少年に、「公園で焚…
マンガ
2016/3/23
キングダム 74
【推しの子】 16
ブルーロック(32)